シンパパが避けて通れない壁:思春期娘の下着問題に、一歩踏み出した私

お付き合い期
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小学生の後半~中学生の後半、女の子の体には大きな変化があります。

ちょうと彼の娘ちゃんたちはその時期にあたる、小学5年生と中学1年生。

思春期真っ只中で、心も体も急速に変化している娘2人に、シングルファザーの彼。

彼と私が付き合ってまだまもない頃、彼と娘ちゃんたちが避けることのできない壁にぶち当たった時の出来事です。

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体の変化と一歩踏み出す私

はじめて彼の娘ちゃんたちに会った時の印象は・・・

大きい。

「大きい。」とは身長が高いということ。

彼を含め、3人ともとても長身でスレンダーです。

彼の身長が180cmと平均よりも大きいので、何となくそんな想像はできていましたが、それにしても大きい。

長女ちゃんは170cm、次女ちゃんは160cmで、いずれも、成人女性の平均よりも既にかなり背が高かったです。

対する私はというと平均より低い、150cm・・・彼の家族に囲まれると完全にホビット族です。

娘ちゃんたちとしっかり向き合うと、身長は高いけれど、やはり幼い感じはあって、やはり小学生と中学生なんだな、というのはわかるのです。

ただし、私がもしも道で2人とすれ違っただけだったとしたら・・・

下手したら普通にOLかと思っちゃうかな、それこそ子がめを連れていたら、今どきの若いママ、なんて思っちゃうかな、という程でした。

わたし
わたし

私が単にその年代の子を見慣れていないという話で、最近の子はみんな大人びているのかもしれないですが・・・

そんな第一印象からの、はじめましてで始まった訳ですが、はじめましてはとにかく私が緊張してしまって。

なのであまりしっかりと記憶があるわけではないのですが、そんな中でも私が気になってしまったこと。

それは次女ちゃんの下着問題でした。

多分、下着をつけていない・・・。

この年齢だと、下着と言っても、ブラではなくブラトップなのかな、胸のところが二重になっているやつなのかな。

でもおそらくそのどれもつけていない・・・。

帰宅後、落ち着いてから彼に確認した私。

すると、彼も「次女はそういった下着つけていないと思う。」と・・・。

一緒に暮らしてから、彼に問い詰めて?わかったのですが、やはり異性である自分が思春期の娘に下着の話題を出すというのははずかしいというか、気が引けるというか、そんな気持ちだそうです。

「問い詰めて」というのは、何度かこの後もこういった女子特有の問題が発生するたびに彼に確認、ということをしていたのですが、なんだか彼の回答が煮え切らなったり、対応をはぐらかされたり。

そんな彼の反応に、「シンパパなんだから、恥ずかしいとか言ってる場合じゃないでしょう。あなたが恥ずかしいよりも、このまま社会に出たら2人が恥ずかしい思いをするんだよ。」と本当にどうにかしなければと私が思ったからです。

話は戻って、小5の次女ちゃん、身長は160cm、一見するともはや成人女性にも見える、その子が下着をつけていない。

一大事だ。

下着がシャツだけではなく、胸の部分が二重になっているキャミやブラトップを付ける年齢は・・・と一応基準のようなものは調べましたが、大事なことはその子の成長にあった対応をとること。

はじめましての私が気づいたわけだし、これは早急に対処しなければならない。

急いで彼にことの重要性を説明しました。

色々調べた結果、ひとまず、しまむらやらGUに行けばお手頃価格で見つかるらしい。

イオンにもあったのですが、私が電車ユーザーなことを考えると、なかなかアクセスしずらい・・・。

彼はやるべきこと、特に子供のことになればきっちり計画をたてて遂行していくタイプの人。

そんな彼が、ただでさえ自分がシングルという特殊な状況にいて、こういった必ず出てくるはずの問題に対処できていないこと、それを目の当たりにして、やはり両親がいることの強みを感じてしまいました。

自分にないものだから気づけないことがある。

気遣って、踏み込めないことがある。

私もこれからきっと子がめとの関係で多く壁に当たっていくのだと思います。

一通り説明し終えると、「話はわかった。つまり、俺っがやるべきことは下着について勉強して、次女に下着を買ってあげれば良いということだね。」と。

そうきたか、と思う私。

確かにそれも一つの手だとは思いました。

しかし、これは同性が対応した方が良いのでは・・・?

つまり私。

てっきり一緒に行ってもらえる?なんて彼にお願いされると思っていました。

しかし、昨日会ったばかりの私。

確かに彼の反応もそうなのかもしれないと思いました。

しかし、話を聞くと、彼は自分で売り場の店員さんを捕まえてレクチャーを受けてくると。

そして、娘を連れて行くと。

もともとファッションに疎い彼。

女の子の下着売り場に絶対にオシャレではない180cmのおじさんが独り。

絶対に浮く。

そしてそこに次女ちゃんも連れていかれる・・・

私が次女ちゃんの立場だったらどうなんだろう。

母親がいなくて、自分の体の変化は感じているが、それを話せる人がいない。

そしてやっとそんなことを話せそうな人が現れたが、その人は昨日会ったばかりの人。

恥ずかしいやらなんやらの気持ちを押し殺しての実の父親か、それともこれから仲良くなれるかもしれない同性か・・・

結局迷ったけれど私の中で答えはでなかったですし、答えが出たとしてもそれは私の答えであって、次女ちゃんの答えではない。

思っていることをそのまま伝えて次女ちゃんに選んでもらうことにしました。

彼に、「実のパパとしてその勉強する姿勢があることはすばらしいことだし、正しいことだと思う。けれど、次女ちゃんは思春期で、そういった話を次女ちゃんもパパにはしずらいかも。つまり、下着をパパと買いにいくのはちょっと気が引けるかもよ。だから、必要であれば私が次女ちゃんをお買い物に連れて行く。もちろん次女ちゃんが私で良ければというお話で。」と。

私の申し出に彼は、「多分娘たちは自分(彼)と行くと言うと思う、でも調べてくれたり、こんなことを教えてくれて本当に助かっている。」と改めて感謝を示してくれました。

やっぱりそこまで一気に踏み込めないよなと、自分が少し前のめりすぎたかなという気持ちになりました。

次女ちゃんのお返事

しかし、その電話の翌日、彼からきた連絡は、

「娘たちが親がめと下着を買いに行きたいそうです。」と(笑

前日まで、娘たちは自分を選ぶと自信満々だったそうなのですが、話を聞くとあっさりと私と行きたいと回答されたようで。

彼としても「え!?俺たちの13年は!?親がめとは先日会ったばっかりよ?」ととてもショックを受けたそうです。

今となっては笑い話ですが、やはり片親で子供と性別が異なると難しい面はきっとたくさんありますよね。

子供も、親に気を使って言い出せないこともたくさんあるんだと思います。

娘ちゃんと有給でおでかけ

シングルマザーになって実家に戻ってから、子がめは幼稚園に転園となりました。

理由は私の両親が65未満だったためで、幼稚園は保育園に比べてあずかってもらえる時間が少ないです。

保育園が18時程度なのに対して、幼稚園は14時程度。

もちろん、延長できる幼稚園もありますが、それ相応、お金を払う必要があります。

さらに、幼稚園は平日に親が参加型の行事がとても多い・・・

もちろんお仕事でいらっしゃらない親御さんもいらっしゃいますが、毎回ということはないし、両親のうちどちらかがいる。

そして子がめには私しかいない。

シングルだからってかわいそうな思いはさせたくないと、基本的に行事は全参加していた私。

当然有給はみるみる減っていきました。

そんな中、下着という事情が事情なだけに一日も早く対応しなければならない。

週末まで、なんてそんな呑気なこと言ってられない。

意を決して、娘ちゃんたち2人のために有給を使うと決めた私。

園行事のために有給は使っていましたが、単純に子がめと過ごすために有給は使ったことがなく、結果的に、子がめよりも先に、彼の娘ちゃんに有給を使う形になりました。

それだけ当時の私も彼の家族の役に立とうと一生懸命だったんだなぁと思います。

何店舗かお店をまわりながら、実用性を説明しつつ、次女ちゃんの好みを確認して試着をして、お目当ての下着をゲットすることができました。

次女ちゃんの付き添いで~とついてきてくれた長女ちゃんでしたが、下着の説明していると、こんなこと知らなかった~と話を聞いて長女ちゃんも追加購入。

そして、「そういえばパンツもこういうの買いたかったんだよね。パパと行くとこういうの売ってる場所に行かないから・・・。」とやっぱり思うことは色々あるんだなと実感しました。

子がめも、将来私に言えないことができると思います。

そんな時、親身になって話をきて対応してくれる人ができるように、願うばかりです。

お買い物後の感想

下着を買いにいくぞー!までは良かったのですが、やっぱり2人とも小学生と中学生。

モールにいって、お目当てのお店に行くまでに好きなキャラクターショップを見つけたり、気になるお店を見つけて、あっちへふらふら、こっちへふらふら、正直メインの下着選びの時間がかなり削られて、とりあえずものをみて、最悪説明だけでもできれば、夜に彼と買いに行くとかできるのかな・・・と諦めかけていた私。

私も保護者ぶってもやはり、2人は彼の子供。

なかなかうまく導くことができませんでした。

そして、勝手に最後はカフェに行って~とか考えていた私でしたが、そんな時間はなく・・・でもハッピーな気持ちで私とのお出かけから帰ってほしい!と、リンツのチョコドリンクをテイクアウトでGETして急いで電車へ。

そのお支払いの時に自分のお財布を出した娘ちゃんたち、「私が出すよ。パパほどかせいでないけど、一応社会人だし。」と言うと、

「親がめには絶対お金出させるなってパパに言われてるの!どうしても親がめが払ったってパパいいってね!」と。

わたし
わたし

「どうしても私が払いたかった」って・・・言い方(笑

小学生とか中学生ってこんな感じなんだぁ~と新鮮に思いながらも、

帰りは、お店の最寄り駅でバイバイで良いと彼に言われていましたが、やはり大人としての責任がある。

彼の家の最寄りまで送り届け、おでかけを終えました。

逆に今まで、下着やら生理用品やらどうしていたの?と後で聞くと、彼が買い物に行く時に、必要なものがあると娘ちゃんたちがついてきて、しれっとかごに入れていくスタイルということ。

そして、生理用品などがかごに入っていた際には、彼は必要なんだな、と思いそれをただただだまって購入。

なるほどな~。

シングルってこういうことなのかな。

シングル歴が1年半で、まだ異性といえど3歳の子がめとしか過ごしたことのない私は、やっぱりこうやって両親そろった家庭との差が生まれていくのかな、とぼんやり感じました。

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