男の子、女の子のお話

子がめのこと
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子がめは相変わらず今もかわいらしいものを好み、自分のことを女の子ということが多いです。

男の子ママに聞くと、女の子のものに興味を示した時期もあった~とか、男友達に聞くと、姉のおさがりを着ていたな~とか、なんか女の子の恰好をさせられたな~とか。

子がめもそんな時期の一環なのかな~なんて思ったりもしていますが、どうなのでしょう。

子がめの場合は、まだまだそんな時期に終わりが来そうな気配はないのですが、ある日突然くるかもしれないし。

まぁ、どんな子がめでも私の大好きな子がめに違いはないので、これからも小まめに子がめの気持ちは確認していく所存です。

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ネイルシール

少し前に、子がめと行ったイベントの参加賞でネイルシールをもらいました。

ただでさえシールが大好きな子がめ。

それに加えて、ネイルに貼ってオシャレになることができるシールに、とても喜んでいました。

わたし
わたし

参加賞は他にも選べる形で、普通のシールやカッコいい系のシールなんかもあったのですが、子がめはまっ先に可愛いもの、そして説明を聞いて、そのおしゃれなネイルシールを選びました。

その時はもらったシールを眺めることで満足し、そのまましまい込まれていたネイルシール。

それが先日のお片付けで出てきたので、「貼ってみよう!」ということになりました。

割と自分の大切なものも他の人にシェアしてくれる子がめ。

わたし
わたし

心優しい子に育ってくれていて嬉しいです。

その時も、「親がめにもつけてあげる~。」と分けてくれました。

「次はこれ、次はこれも。」と分けてくれる子がめに、「もう親がめはこれで十分だから、今度お友達と遊ぶ時に分けてあげたら?」と言いました。

すると、「〇〇ちゃんも好きそうだね。」「〇〇ちゃんはこれかな。」と、これまた楽しそうにニコニコ考え始めました。

そして私がなんて気はなく、「〇〇くんも良いんじゃない?」と言った時。

子がめ:「〇〇くんは男の子だからつけないよ。」

と。

私としては、そこで男の子の名前を出したことはわざとではなく、その子も仲良しで頻繁に遊ぶ子だったから。

そして、子供であれば、基本的にはシールが好きだし、ネイルシールとは言っても、使い方はネイルに限られるわけではなく、本人たちの自由に好きに使って良いと思っていました。

しかし、子がめはきっぱりと否定。

そうなのか・・・。

気にはしていないけれど、子がめも男の子なんだけどな・・・なんて若干思いつつ。

私:「男の子でもネイルシールつけても良いんだよ。」

しかし、

子がめ:「え~。男の子はつけないよ。」と。

その後、「男の子だってネイルもするし、かわいい恰好もする。みんな好きにして良いんだよ。」と、もう一度伝えました。

すると、

「じーじ、ネイルシールいる?」とその場にいたじーじに話をふる子がめ。

かしこい。

そしてじーじはまさかの、

「じーじはいらないよ。」

と。

流れを汲んで、「いる。」と言ってくれれば良かったのに!

ただ単に、じーじは本当にいらなかっただけなのです。

シールを貼ってもらうと、その後もつけているか確認しにくる子がめ。

子供用のネイルシールはとても小さく、じーじはすぐになくしてしまうので、子がめをがっかりさせまいと前もって断ったのです。

子がめのことを思ってくれるのはありがたいけれど、そこは流れを汲んでほしかった(笑

じーじにそんなフレキシビリティはないのでしょうがないのですが、それで子がめも「ほらね。」と。

困った。

そしてそこに、「じーじは男の子だからいらないんだよ。」とばーば。

なんですと!?

ばーばが子がめの性自認に否定的ではない態度を知っているだけに、なぜこのタイミングでこの発言!?

話を聞いてました!?と思う私。

すると、「まずい。」と明らかに顔に出るばーば。

うちのばーばは悪気はなく、本人の意図とも違う不思議な発言をすることが多々あります。

わたし
わたし

じーじと痴呆だ~なんてふざけて言っていますが、昔からずっと変わらないのです。

不思議。

結局、「じーじはこれからお風呂掃除をしてくれるから、ネイルシールを付けてもはがれちゃうかもしれないでしょ?だからいらないんだって。」

と私がまとめましたが、子がめは既に他のことに興味が移ってあまり気にしていない様子でした。

子がめは自分を女の子と思っていて、男の子はかわいいものは好まないと思っている。

自分の性別が男だと自覚した時、どんな気持ちが生まれるのだろう・・・。

考えても答えは出ないですが、難しい瞬間も出てくるのかな。

あれこれ私の尺度で考えて子がめの世界の妨害をしたくないので、その時がきたら一緒に考えようと思っています。

お遊戯会の衣装はスカート

通っている幼稚園でお遊戯会の季節が近づいてきました。

子がめのかわいいダンスが見れるんだなぁ~とただただ楽しみにしていた私だったのですが、先日、園の保護者面談があって、担任の先生が一言。

「今年のお遊戯会の衣装は性別で分けるのではなく、みんなに選んでもらおうと思っています。」

あ・・・。

子がめのせいというわけではないけれど、子がめへの配慮かな・・・。

今子がめが通っている幼稚園では、年中さんから制服を着ることになっているのですが、基本的には女の子の制服と男の子の制服、と着るものが決まっていました。

しかし、制服の採寸の際に、子がめがやはりスカートの制服を好んだので園側にかけあってスカートの許可をもらいました。

園の創設以来初の出来事だそうです。

色々と性の多様性は広がってきている世の中ですが、それでもしっかりと本人の意思がでてからの多様性を認める、という感じでしょうか。

それよりも、自らの意思がなんとも言えない微妙な子がめくらいの年齢は、親の何気ない思いをそのまま当てはめるから顕著化しないだけなのでしょうか。

考えてみると幼稚園くらいの子は、男の子は男の子の服、女の子は女の子の服で何か問題が、という話は今でもあまり耳にしない気がします。

そして1年前のお遊戯会。

かわいらしい演目で子がめはルンルンだったのですが、衣装が決まってしょんぼり。

子がめは青いズボンの衣装だったそうです。

それだけ見れば十分可愛いのですが、もう一つの衣装は赤いスカート。

子がめはそちらを着たかったそう。

決められたことだから、とその時特に園側に何も掛け合うことなく、お遊戯会も終えました。

今思えば、子がめの気持ちを思って何等か動いてあげれば良かったのですが、やはり他の子と違ったことをしている・・・園にそれだけ面倒をかけている・・・と私自身負い目を感じていたのだと思います。

それが、今年はなんと園側から衣装を選べる申出をいただけるなんて!

多分、園にはすごく気苦労をかけていると思います。

お遊戯会には1年前も今年も参加できることになりましたが、その間の4ヵ月は新生活のために一度退園しています。

そしてまた子がめと私をそのまま受け入れてくれた今の園。

そんな状況も配慮して少しでも、と考えてくれているのかな。

とても有難いです。

と同時に、私の選択のせいでたくさんの方にご迷惑をかけているなと申し訳なく、いたたまれない気持ちになっています。

しかし、今年は園の配慮をそのまま受け取る形で、黄色のスカートの衣装を選んだ子がめ。

毎日おうちでも練習していてとてもかわいいです。

時に私も指導を受けています(笑

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