ステップファミリーを唐突に、終わりにされてしまった子がめと私。
ステップファミリーの最終日、それまでにも危うい時期を過ごしていたとはいえ、私はいつもどおり出勤していました。
その間に彼が彼の子供たちにステップファミリー解消を告げ、事実上の終わりを迎えました。
子がめと私には家を出て行くという選択肢しか残されていませんでした。
『事実婚』での役所とのやり取り
何が何だかわからなかったのですが。
大人として。
社会人として。
「あ。もうこの家には居られないわけだから、住民票を移さなきゃ。」
「それを会社に提出して。住所変更と定期経路の変更を同時に申請して・・・」
全くもって落ち着いてはいなかったですが、淡々と必要な作業をこなしていました。
確実に、ここで謎に一度目の事実婚解消の経験が役立っていました。
約4年前にもやった作業。
全く同じ。

こんな作業ばかり慣れてしまって・・・一体何の役に立つのか・・・
今ではそんな冗談を言えるほどに気持ちも回復しています。
そしてこれらの作業とは別に一番大切な子がめの受入れ先の園を探す、ということはステップファミリーの家族が危ういな、という時から下調べはしていました。
事実婚を始める際のお役所とのお話は、何を話すのにもすんなりとは行かず。
本当に「たくさんお話したなぁ。」という感想です。
一度目も、二度目も、それなりに大きな役所ではありましたが、事実婚というとやはりどこでもまだまだマイナーなのだと思います。
私とパートナーの状況をそれぞれ説明して。
2人の関係性を説明して。
そして二度目では、それぞれの子供たちの関係性も説明して。
最終的に、
「全部状況は話したとおりですが、必要な提出書類は何ですか?どこにいつまでに何を出せば良いですか?」
と伺う感じでした。
役所の方も、簡単な住民票移動かな~とか、結婚届かな~、それとも保育園の届出かな~なんて、なんの準備無しに他の方の対応と同じに私たちの話を聞いていたところ、序盤の説明を聞いた時点でこれはまずい、とメモを取り出し、結果的には何度も、先輩なのか、上司なのかに確認しに行って下さり。
そして、結果的にその先輩なのか、上司なのかに代わって話をするも、すべき対応が不明。
せっかく窓口に出向いたのに、後から電話を受けて提出書類の変更を言われたり、はたまた提出しに行った際にも提出書類の変更を告げられたり・・・
かなりわちゃわちゃとしました。
しかし、それとは打って変わって、事実婚の解消は本当になにもなし。
事実婚を認めて?理解して?いただくのにはあんなに大変だったのに!!

法廷で争うのは、事実婚だろうが法廷婚だろうが厄介です。
状況にはよりますが、事実婚だからと言って初めから「法定では戦えない。」と諦める必要もないです!!
私もそうでしたが(正確には法廷ではなく法廷まで行った場合を想定した上で専門家を入れての話し合いで決着を付けました)、法廷婚として慰謝料も、養育費もしっかり勝ち取りました。
事実婚の解消は、要はステータスをただの一般的な母子家庭にすれば良いだけなので、少数派と言えど、役所の方もまあ手慣れた感じ。
まぁ、私はこれも2回経験しているわけですが・・・
手続は簡単に越したことがないのですが・・・なんだか認めてもらうのはあんなに大変なのに、終わりはこんなにもあっさりと・・・ねぇ・・・と2度ともなんだか間の抜けた感じになりました。
児童扶養手当が申請できる!?
そして、担当して下さった職員さんから手続きを完了した際に、「これだと児童扶養手当の対象になりそうですね。」と言われました。
その時、何を根拠にその方がその発言をしたのかわからないですが・・・

「シングルマザー=お金は大して稼いでないでしょう?」ということなのかな、とその時の激しくささくれだった私の気持ちは勝手に被害妄想。
その職員さんは女性の方だったのですが、やはり目がいくのは左手薬指の指輪。
「ご自分は幸せを掴んで、高見から底辺の対応か。」なんて、今考えると本当に勝手すぎる被害妄想をかましていました。
児童扶養手当とは、シングルさんがもらえる可能性のある手当ですが、受け取るには条件があります。

その職員さんの話を聞きながら、なんとなく1度目の事実婚解消でも児童扶養手当についての説明を受けた時のことを思いだし、「以前は父(じーじ)の所得があるために対象にならなかったです。」と伝えた私。
すると職員さんが父の状況も確認して下さり、「お父様は既に退職されて期間も算定期間から外れているので今回は問題ありません。」

児童扶養手当は収入によって受給の可否や費用が定められているのですが、同じ家に住む家族の年収も考慮されてしまうので・・・
私のように実家に戻り、両親や兄弟が働いているとなると、なかなか厳しいのかな。
また、家計は別なんです!ということを主張するのであれば、公共料金の支払い等も分ける必要があるようです。
実家ということで当然恩恵を受けるわけで・・・まぁ当然と言えば当然の報いというか、なんというか・・・
それにしても受給要件が厳しすぎると感じます・・・子供を育てるってそんなに安くないのだけれど・・・
私:「今年度から私の勤務時間を伸ばして、それにともなってお給料も上がっているのですが・・・」
職員さん:「どうでしょう。ひとまず今年度は申請できるので、急いで申請しましょう!」
と。

児童扶養手当は受給資格を持った日(離婚などが成立した日)に遡っての支給となるわけではなく、申請日(の翌月?)からの支給となります。
確かに前は父の収入の考慮で該当せずだったけれど・・・今の私の収入だけならば該当か!!と。
そして、ひとまずお先真っ暗なその時の私。
もらえるのであれば、なんだって!!いくらだって!!いただいておこう!!
ただ、話を聞いてみると、それには私が独身であることと、私が子がめの母であることを証明する必要があるとのことで、その両方の証明には戸籍謄本を取得しなければならないらしく。
そして戸籍謄本は、マイナンバーカードを持っている場合、コンビニでも取得できますが、それは自治体がコンビニ取得に対応していればというもの。
調べると、私の本籍地は実家とは異なる場所だったので、まずは本籍地所管の役所へ問合せ。
すると、「現在お住まいの地域の役所に確認するように。」と言われ、今度はそちらに問合せ。
しかし、そうすると今度は初めの本籍地所管の役所へ確認するように、と。
結局、「そう言われてこちらにお電話しているんです!」と伝え、再度確認してもらうと、最終的にまた若干のラリーをやるはめになりましたが、実家の方の自治体に直接出向いての取得が一番早いとうことがわかりました。
戸籍謄本自体は郵送で申請し、郵送でお送りいただくこともできるとのことでしたが、時間がかかることと、肝心の児童扶養手当の申請はどうしても申請者(私)が窓口に行かなければならないらしく・・・
そして急いで申請をしなければならない私。
職員さんに再三確認しましたが、どうしても申請者(私)が窓口に出向かなければ児童扶養手当の申請はできないし、例外は無いとのこと。
田舎の役所なので休日開庁日は月に1回あるかないか・・・
それに、児童扶養手当の対応はその休日開庁日の対応業務ではありませんでした。
つまり、平日の窓口が開いている時間に出向かなければならないのですが、勤務地が都内な私は時短勤務中と言えど、市役所の窓口が開いている時間に役所に行くことは不可能・・・
つまり有給を使用しなければならない。
その時既に、ステップファミリーの解消に伴う住民票の異動や諸々の作業で1日、そして子がめの転園の園見学で数日の有給を使用していました。
ただでさえ、今年度はステップファミリーとなるために、慣らし保育にかなりの有給を費やし、もはや残りは少ない状況。
子がめがいつ体調不良になるかわからないし、幼稚園となると平日の園行事もこれから定期的に発生するし・・・
正直、その時の自身の置かれた状況も相まって、
「もう!なんなんだよー!!!」
と全てを投げ出したい気持ちでいっぱいでしたが・・・
これを出せば手当がもらえる!それは今度の子がめと私の生活にとって大切なもの!!!と何とか正気を保って対応していました。
児童扶養手当の申請に落とし穴
そんな時、私の仕事のお客様訪問が予想外に早く終わった日があり、しかも会社から遠方で、上司からそのまま直帰指示が!
しかも幸運なことに、それは私の実家寄り!!!
これはもう今日役所に行くしかない!
役所の担当者さんに、
「今からそちらに行けそうでして!おそらく窓口が閉まる10分前程度に滑り込みで行けそうです!対応していただけますか?」
と連絡。
すると、「こちらも準備を整えておきます!」と。
そうしてとにかく自転車を飛ばして(実家から役所へは自転車を飛ばして20分ほど・・・)汗だくでなんとかまずは戸籍謄本を取得。
その足で児童扶養手当の窓口へ行き、
「間に合いました!お電話した親がめです!よろしくお願いします!」
と。
するとお電話をしておいた甲斐あって、職員さんがご準備下さっていた書類を目の前に広げて下さり。
その方に、指定されるままに、内容の確認はすっとばし(本当はダメです)言われた文言や数字を記載して、完成!!・・・
と思ったところ、養育費の金額を記載する部分が目に入りました。
職員さんはそこを飛ばし、どんどんと違う部分の説明をしている・・・
急いでいるし、必要箇所をピックアップしておくと言われたので、私の状況であれは必要じゃないと職員さんが判断した結果ということなのかな・・・
若干もやっとしつつ、一応一通りの書類を作り上げたのですが、やはり気になって最後に職員さんに質問。
私:「養育費を書く項目が見えたのですが、それは書かなくて大丈夫ですか?」
職員さん:「え。まさかもらってます?」
私:「はい。もらってます。」
このやり取りで、結果を聞かずとももはや「ちーん。」という感じだったのですが・・・
結論、児童扶養手当の受給要件としての収入には養育費も含まれるとのことで。
子がめの生物学上の父親から受け取った養育費の額を算出すると、「おそらくOUTですね。」と。
・・・。
OUTって・・・つまり申請できないということですよね。
申請できないということは受給もできないということですよね。
児童扶養手当ってシングル用の制度なんだから、養育費の有る無しって事前に確認するでしょう!?
私の個人的な状況だって事前に説明してるし・・・なんで今更。
黒い気持ち
有給こそ使わなかったものの、実はその日は子がめのステップファミリーで通っていた保育園の習い事があり、それもステップファミリーの終わりとともに終了させなければと終了に向けて残り少ない時でした。
子がめが初めてやりたいと言った習い事。
しかし、私の都合で修了させなければならない習い事。
今までの子がめの頑張りを目に焼き付けようと、最後のレッスンは有給で見守る予定でした。
その日は最後ではないけれど、仕事を早く終えられた私は、有給を使用せずともその時間に子がめ習い事を見ることができるたのに・・・
それを、できもしない申請のために全力で棒に振った私。
全ての責任は制度や申請方法をしっかりと自身で調べなかった私に帰属するのですが・・・
それでもその時の私の精神状態は、何かのせいにしたくて。
その怒りの矛先は担当の職員さん。
とはいえ、私は怒りをぶつけるタイプではないので結局、「そうですか。」と職員さんへ一言なんとか絞り出して返答しました。
ただ、明らかな落胆というか、悲しみというか、怒りというか、いろんな気持ちの混ざったオーラはだだ漏れていたことと思います。
その時の職員さんとのやり取りから、児童扶養手当の申請に必要な養育費の記載欄は1ヶ所のみで、証明というか、養育費を受け取っていることが確認されるような書類の提出は無し。
つまり、養育費をもらっていたとしても、申請時に黙っていればわからないということ・・・なのかな。
追調査をするほど役所に余裕があるとも思えないし・・・実際そんな風にちゃっかり受給している人もいるんじゃないかな・・・
それに、わざとでなくとも、養育費の確認はこの一行で、職員さんも伝えてこなかったらそのままスルーしてしまう人もいるのではないか・・・
自治体によって申請用紙や手順も違うのかもしれないけれど・・・
ただ、色々考えましたが、やはり子がめの親である以上、子がめに言えない生き方はしたくない。
これで良かったと感じます。
不要になった戸籍謄本の返金?
正直、子がめのレッスンを観る機会を無にしたこと、それを無にしたのに何も得られなかったことのショックが大きかったのですが。
子がめのレッスンをみれるはずだった貴重な機会に値段をつけることはできないし、その損失はカバーしてもらえないと理解しているし、理由はどうあれ、その機会よりも役所の申請作業を優先したのは私。

つくづく、お金さえ余るほどにあればなぁ・・・と。
お金は全てではないけれど、実際世の中のほとんどのことはお金で解決できて。
そして、お金が足りない私は、お金があれば考える必要もない1つ1つのことにこうやって心をかき乱されて生きていくのか・・・
やはり、収入を増やすのか、マインドを変えるのか、うまい行き方を模索していくしかない!!
がんばります。
しかし、そこでふと手元に戻ってきた戸籍謄本・・・
児童扶養手当の申請に必要と言われ取得しましたが、申請ができなかったわけで、不要。
戸籍謄本の取得もタダではない。
400円。
400円あったら子がめにガチャガチャを1回やらせてあげられる。
好きなお菓子を何個か買ってあげられる。
子がめのレッスンを観れなかったことに比べたら、400円なんてどうでも良いのですが、戸籍謄本が手元に戻ってきただけに悔しさがこみあげてきて・・・
私:「児童扶養手当の申請ができると伺って、そのために戸籍謄本を取得したので・・・これはもはや不要なので、返金対応とかっていただけたりするのでしょうか。」
職員さん:「そうですよね。担当部署に確認します。」
職員さん:「17:00まででしたらできたんですが、今17:07なので無理でした。」
私がそもそも閉庁ギリギリに滑りこんだために、これらの対応で戸籍謄本が不要と気付いた時には7分閉庁時間を過ぎていたのでした。
私:「事情もお分かりいただけていることと思うのですが・・・これでもダメなんでしょうか?」
もはやクレーマー覚悟で・・・しかし悲しみと怒りが抑えきれずもう一度確認。
しかし結果は変わらず。
そして職員さんは、あまりに落胆する私に「なんか、私のせいみたいなごめんなさいね。400円くらいなら私が渡してあげたいんだけど。」と。
正直、その発言に、ぐわっと色々なものがこみ上げてはきましたが。
お役所仕事の処理なんだから案内も間違わないでよ!
どう考えてもあなたの案内が違ったら私はここにいないし、この手続きもしてないんだから役職者に話をさせてよ!
私費で出すっていうなら出してよ!
心の中はこんなでしたが・・・もうこの職員さんと話していたくない・・・
とぼとぼと窓口を後にし、歩き出すと涙が止まらなくなりました。
その時、ステップファミリーを解消して1週間未満。
初めて役所の誰もいない通路で泣きました。
彼に急に終わりを告げられ、子がめの前でしっかりしなければと、両親にも迷惑も心配もかけられないと、気を張っていたのが一気に崩れてしまって。
一度涙が出るとなかなか止まらず、子供の様に声をあげて泣きました。
しかし、親というのは不思議なもので。
その時明らかに気持ちは溢れたのですが、同時に、帰って、泣いたとわかる顔を子がめが見つけてしまったら・・・と主要なアイメイクはなんとか死守。
そして、今度はレッスンを終えて帰宅する子がめをおうちでサプライズで迎えてあげよう!気持ちを切り替えて、母は気丈に自宅に向かいました。

その後お仕事で謄本を取る機会があったのですが・・・
そしてそれが不要になる機会があったのですが・・・
謄本はやはり当日中であれば返金対応していただける自治体が多いようです。
ただ、一応HP上では『一度発行した書類の返金は不可』という記載があったりします。
しかし、(私のお仕事もそうだったのですが)役所側のミスと言えるようなやり取りで発行された旨など伝えると返金対応されたりもするようです。
要は、なんらかで誤って申請した場合、一度聞いてみても良いのでは、というくらいかなと思います。








