事実婚で迎えるステップファミリーの壁:保育園・学校を考慮した最善の選択と特殊な保活

お付き合い期
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彼とまだお付き合いをしていた頃、私のお仕事の外出に合わせて彼とデートをしていた時のことです。

週末は安定的に会うようにしていた私たち2つの家族。

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一緒に住む方法とタイミング

家族として会うことはできていましたが、彼と私の2人の時間がなかなか取れず、私が外出する合間に合流できる地点まで行き、フレックスでどこでもお仕事ができる彼が会いに来てくれる、そんな時間の作り方をしていました。

その日、私は朝に時間の余裕があり、2人で彼の最寄りのスタバに行って朝カフェを楽しんでいました。

一緒に住むことになった場合、彼の娘ちゃんたちは小学生と中学生で、特に長女ちゃんはその地域で既に高校も視野に入れて頑張っていました。

年齢的にも学校に通っているとお引越は難しいよなぁ。

対する子がめも幼稚園はできることならば変えないであげたいけれど、共働きで幼稚園は時間的に現実的でない・・・

そして、このまま今の実家で小学校にあがった場合、かなり遠い地域まで歩かなければならない現実が待っていました。

そして、半年前まで元奥様も住まわれていたわけで、人数的にはあと2人入っても不自然ではないおうちに住んでいる彼と娘ちゃんたちと、実家に住んでいる子がめと私。

おうちの立地や環境からも、子がめと私が移動することが自然の様に考えていました。

彼のおうちのエリアに新しくおうちを借りる、はたまた購入する、そんな構想も彼の頭の中にはあったようですが、それは後に知ったお話。

わたし
わたし

その頃、子がめのお友達は新居購入ラッシュで、そんな話を彼にしていました。

それを聞いた彼は、私もマイホームがほしいという願望があるのでは?と考えてくれていたとのことでした。

それまで、一緒に住むことは2人とも目標として毎週末を過ごしていましたが、いざ、いつから!どうやって!という話は、なんとなく2人共話題にしていなかったのです。

デートから市役所へ

それがその時、朝カフェデートで、ふと、話が一緒に住むという方向の話題になりました。

示し合わせたわけではなかったですが、彼も方法についてはほぼ私と同じように考えていたようで・・・。

「ほぼ」というのはこの時に、一緒にこのタイミングでマイホーム購入の話もちらっと彼から出されたのですが、「子供が3人の私たちは、できれば出費は抑えた方が良いと思う。」と現実的な回答をした私。

実際、彼の会社の家賃補助があったので、賃貸契約の方がベストな選択だったと思っていますが、その時違った回答をしていれば、今も違ったのかもしれません。

一応方法はほぼ同じだったので、あとはタイミング。

次女ちゃんは来年で小学校の最高学年、中学に入る時は変化が大きいし、来年がベストタイミングかな。

長女ちゃんは来年で中学二年生、高校受験を考えると、来年か、それを逃すと1,2年後か。

子がめは、今の幼稚園を卒園して小学校にあがるタイミングも良いけれど、今先に引っ越しておけばその地域でお友達もできて、そのままお友達と小学校に行けると考えると、来年か。

つまり、その時家族ぐるみでのお付き合いをはじめてまだ2ヵ月でしたが、2つの家族が一緒に暮らすとすれば来年度がベストタイミングであって、むしろそのタイミングを逃すとその後がないような状況でした。

実際、後がないということはなかったのですが、やはり子供が3人となると、誰かのタイミングを優先すると、他の子が何かを被る。

年齢差と、それぞれのライフステージで、絶対に誰かに負荷が重くなることを避けて、みんなでなるべく平等にと考えると、そのタイミングでした。

季節は秋。

来年度からということは、今、とにかく子がめの保育園を確保しなければなりませんでした。

今からで間に合うのかな・・・。

ふと出た会話からの流れでしたが、

私たちがいたスタバから数ブロック行った先に市役所がありました。

そして、そろそろ市役所の開庁時間。

とりあえず行ってみようか、と彼が言ってくれました。

一度目の事実婚での保活は完全に一人作業だった私。

子がめの父親は、仕事をするのは私(親がめ)であって、それのために子がめを保育園に入れるのだから保活は私(親がめ)の仕事、という考えで、「一緒に」なんて考えは一ミリもありませんでした。

子がめに一番合った保育園を!と夏の暑い時期も、歩ける範囲の全ての園を、片道1時間、子がめに日よけや保冷剤リュックなど、あらゆる暑さ対策をしながらひたすらにベビーカーを押して保活に励みました。

その時はその時だけれど、今回、彼にとって子がめは血のつながっていない他人の子。

そんな生活をまた望んでいたわけではないのですが、一緒に住む前の保育園の準備は私の作業かな、と完全に一人で進める気だった私に、今から一緒に行こうと声をかけてくれた彼。

ある意味当然なのかもしれないですが、その当然が、私にはとても尊く感じました。

役所についてからも、彼が率先して窓口を確認してくれて、職員さんにも状況の説明をしてくれました。

それを隣で聞きながら、必要な受け答えをして、頼りになるなぁ・・・と。

その時は本当にただただそんな状況が幸せで。

彼と、その家族と、新しい家族を築くことに自ら突き進んでいったと思います。

肝心の保育園の状況はと言うと、どこも同じもので、基本的に園に空きはあまりなく、ただ、来年度からの入園ということであれば、あと3週間後に書類の締め切りますと。

そして、今の子がめと私の転入が完了していない状況であれば、在住の役所に一旦書類を提出し、今の役所から転入予定の役所へ書類が提出される形となるので、更に書類の提出期限は1週間早まる。

これは、実は、一度目の事実婚の時にも経験していました。

一回目の保活で全滅だった私。

諦めていたところ、子がめの父親の在勤枠で父親の勤務地の保育園に入園できるかも!と2回目の保活に励み、書類を提出した方法と同じでした。

子供は子がめ一人なのに、人生でまさかの3度目の保活。

ひとまず提出書類一覧をみながら、職員さんと状況確認。

これまた一度目の保活の時もそうだったのですが、事実婚はやはりややこしいです。

役所の職員さんも慣れていないですし、〇〇の作業であればあなたは片親。〇〇の作業であれば両親そろっているとみなします。など、行う作業によってステータスがころころ変わり、必要な作業もころころ変わります。

わたし
わたし

基本的に、地域ごと、つまり役所ごとの判断になるので、ひたすらに役所職員さんとお話するしかないです。

一度目の保活では、事実婚だが生計を一にしている実態から、父親と母親、ともに就労証明や情報書類を埋める必要がありました。

しかし、今回はこれから彼と住むことになるための入園願書ですが、現状である実家でのじじばばとの暮らしで書類をつくるそうで、私はあくまで一人親で、彼はというとまさかの「同居人」だそうです。

その地域の保育園に入るために、転入予定書を出さなければならないけれど、そこに住んでいる彼は同居人であって子の父親カウントではないため、彼の書類は必要ない。

しかし、これも途中で二転三転ありました。

最初は彼も就労証明書をとり、それぞれの書類に彼の情報も書き込んでいました。

しかし、提出してみると彼のものは不要と言われたり、しかし、それによる追加書類が必要と、その書類を出しにいくのは彼でも受理されたり。

はじめに窓口で説明して下さった職員さん、その後書類をチェックして下さった職員さん、連携がなされていなかったのもあるようですが、この特殊な状況が職員さんを混乱させたのは明らかでした。

結局、やり取りがどんどんややこしくなる中で、もはや担当としてついて下さった職員さん、と合計で何人かの職員さんとやり取りをし、何とか必要書類を提出することができました。

できたと思っても、期限経過後に連絡をいただき、これは期限を過ぎてもなんとかするからと言われるままに対応したり・・・本当に処理は正しく進んでいるのか?本当に不安でしたが、言われるままに動くしかなかったです。

要するに、役所としても特殊事例にははっきりとした正解がないです。

わたし
わたし

〇月〇日に〇〇課の〇〇さんにこれこれこういう状況でこの書類を出すように言われまして・・と言っても、「すみません、その職員の案内が間違いでした。」の一言で、また一から違う説明を聞いて、必要書類を準備しなおして、また出向く・・・事実婚を選ぶ方は、こんな覚悟も必要かもしれません。

通常の結婚、実子、というステータスであればなんの問題もなく進む流れも、ステップファミリーの転入からの事実婚、といういくつもの特殊が重なった状況に、役所職員さんたちにもたくさんご面倒をおかけしました。

こんな状況を経験した私たち、事実婚だとこういったことも含めて、さらに法律上も不利に働くことがあるよね、とその時はお互いに法律的にも「結婚」に向けて準備を進めていました。

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