長女ちゃんに2度救われたお話

お付き合い期
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彼の家族と子がめと私が新しい家族になる前から、何度も危機はありました。

その中で2度も、長女ちゃんにその危機から救われていました。

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はじめてのハワイアンズ旅行の夜

これから家族になるみんなで!と、彼が私たちの初めての旅行を計画してくれました。

その旅行も行く前から色々あり、行っている時も色々ありましたが・・・

更に、その旅行中も彼と私がケンカになりました。

ハワイアンズ旅行はバスを予約していた私たち。

集合時間が決まっており、当日バタつかないようにと子がめと私は前日から彼のおうちにお泊りして備えていました。

なので、子がめと私にとっては前日から旅行は始まっているようなもので、楽しい時間が続くはずでした。

その頃、私の実家で少し問題が起きており、夜、子供たちが寝静まった時に、彼と私で私の実家について、少し真面目なお話をしていました。

具体的に何のエピソードからそうなったのか、今では覚えていませんが、私の父があることについて彼に対してした発言を私が彼に伝えたことで、彼を不快にさせてしまいました。

旅行前日は何とかもちなおしてそのまま旅行に出たのですが、旅行に来た夜、子供たちが寝静まった後に、再度彼の中にその不満が再燃してしまい、不穏な空気となりました。

ホテルに来ているので、別の部屋があるわけでもなく、子供たちは寝ているけれどわざわざそんなやり取りを聞かせにもいかず、彼も私も煮え切らないまま沈黙が続きました。

部屋の間取り的に、お布団組3人、ベッド組が2人で、子供たちが動き回るのでとお布団3人にしていましたが、なんだかそんな空気で彼とベッドで眠ることもできず・・・

結局、私は子がめの隣で眠りました。

せっかく初めてのお泊りなのに・・・

話し合えば仲直りできる自信はあったけれど、それまでには話し合いの過程が必要で、それを万が一でも子供たちに聞かせることはできない。

子がめの隣で眠ることを選んだ時は、色々な気持ちがうずまいて眠れない、なんて思っていましたが、気づくと眠っていました。

意識の遠くにビープ音・・・。

誰かが目覚ましをかけたようでした。

しかし、誰も起きてくる気配がない・・・。

しばらく耐えましたが、本当に誰も起きてこない。

誰!!

と思ってついに耐えかねた私が起きるも、ひとまず私ではないし、彼も目覚ましをかける人じゃないし・・・多分長女ちゃん。

音のなる方に近づいていくと、やっぱり長女ちゃんの荷物の中から目覚まし音が鳴っていました。

時刻は6時代。

長女ちゃんを起こそうかとも悩んだのですが、旅行に来てこの時間に置きようと思っていたとは思えない・・・。

毎週の部活のための目覚ましが鳴ったのだと思います。

結局、前日プールではしゃいで疲れていると思うし、「探しますよ~。」と誰も聞いていないのはわかっているけれど、一言断りを入れてから、荷物を探り、アラーム音を止めました。

そして安心して再び子がめの隣で眠りにつく私。

しかし、再びアラーム音。

さっきと同じ音なので、長女ちゃん。

再びアラームを止め、眠りにつく私。

そして、これを結局4回やりました。

あっても3回だろうと思っていた私。

しかし、4回目が聞こえた時に、これは終わりがみえない。

しかも、私はもはや目が覚めた。

なのに、私以外の誰も反応しない。

もーーーーーーー!(怒

と思って彼を起こしました。

長女ちゃんのアラームが10分感覚程度でなり続けていること。

そして本人は起きてこないが、これがいつまで続くかわからないこと。

結局、彼が携帯を操作し、全てのアラームを無効にしてくれました。

そこで、昨晩から絶縁状態だった彼と私が自然な流れで話すことに。

睡眠をはさんで気持ちが新たになったことが大きいと思いますが、落ち着いて話をして、「やっぱりせっかく旅行に来たのだから楽しく過ごそう。」と仲直りができました。

睡眠必須な私にとって、睡眠妨害はとても大きな問題でしたが、それが彼と話すきっかけとなって仲直りができたので良かったです。

わたし
わたし

基本的に長女ちゃんも次女ちゃんも目覚ましはかけますが、全く聞こえていないよう・・・

2人のアラーム設定時間より私が早くおきるので、毎日アラームなってるな~誰も起きてこないな~なんてことを繰り返していました。

年末年始の長期お泊り明けの危機

家族になる前に、少し長めのお泊りを試してみようと年末年始に試してみた時のこと・・・

この時は一度大きくお別を意識した時でした。

彼は初めは、「そのお泊りが終わりで仕切り直し。」と言う意味合いで発言したようですが、お互いにヒートアップし、私もこれはもう無理と感じて一度はさようならに。

しかし、その時、結局それが終わりとカウントされなかったのは、これこそ長女ちゃんのおかげでした。

1回目のハワイアンズのアラームは長女ちゃんが意図したことではないですが、2回目は本当に長女ちゃんのおかげ。

彼と私の中ではお別れが決定し、子がめはまだよくわかっていないだろうけれど、娘ちゃんたち2人には年齢的にしっかりとお話しをしなければと思っていました。

彼から2人の娘ちゃんたちにそのことを告げると、長女ちゃんから私にメッセージが入りました。

パパと私が別れてしまうことはとても悲しいことだけれど、本人たちが決めたのだからしょうがない。

しかし、大人の女性で信頼できる人と私に心を開いていたので、これからも連絡を取っても良いか。

という内容でした。

正直本当に驚きました。

出会ってからそこまでの3ヵ月で、つかみどころのなかった長女ちゃん。

学校や塾や部活で単純に一緒に過ごす時間が少なかったということが大きいですが、次女ちゃんほど自分の気持ちを人に出すことがないので、正直すごく距離を取られているとすら感じていました。

次女ちゃんからこんな連絡がくるかなとは正直少し思っていたけれど、まさか長女ちゃんから。

その驚きが強かったのもありますが、つまりそれだけ心をなかなか開かない長女ちゃんが心を開いてくれたということ。

とても印象強く私の心に残っています。

そして、彼女の気持ちに誠心誠意答えようと返事を出しました。

この短い時間でこれだけ信用してくれたことへの感謝。

それに応えられなかったことへの謝罪。

そして、長女ちゃんからの申し出に是非答えたいけれど、まずは彼に、保護者としての意思を確認する必要があるということ。

メッセージを送ってから、いつ既読が付くのかとそわそわしていた私。

既読はその後まもなくつきましたが、お返事はきませんでした。

最後までどこまで踏み込んで良いかわからず、夜に彼から連絡がくると・・・

長女が泣き崩れていて手がつけられない。

状況が落ち着くまで連絡をすることができない。

とのことでした。

今までになく怒りが湧き出ている彼。

私のとった行動は失敗のようでした。

お別れをするにあたり、長女ちゃんを一人の人として真剣に向き合ったつもりでしたが、彼としては、やはり保護者である彼を通さずに話をしたことが良くなかった、かな。

長女ちゃんの保護者になれなかった私が、最後だからと自分の意思だけで動いた結果、長女ちゃんを傷つけ、彼を怒らせてしまったようでした。

最悪の終わり方。

約束はしていたので、呆然と彼からの連絡を待ちました。

約束の時間間際に彼から連絡がきて、やはりまだ収集がつかないので時間を遅らせてほしいとのことでした。

ただ待つしかない私。

そして2度目の約束の時間がきて、彼から電話がありました。

後ろで大泣きをしている長女ちゃんの声。

短い付き合いですが、それでもこれほど長女ちゃんが泣いたのを見たことがありませんでした。

そして彼から、長女ちゃんが私と直接話をしたいとのことなので、話をしてほしいと。

自分(彼)は別の部屋で話が終わるのを待つとのことでした。

彼の教育方針に対してタブーを犯した今の状況で長女ちゃんと2人きりは正直よろしくないと思いました。

しかし、長女ちゃんのご希望とのことで、彼もしぶしぶと言った様子。

なんとも重たい空気でお話が始まりました。

そして長女ちゃんから語られたことは、パパと次女ちゃんが羨ましかったということ。

自分ももっと私(親がめ)と色々話したり、何かをやったりしたかったけれど、なかなか自分をさらけ出すことができなかったと。

終わりがきてしまうならばもっとちゃんと自分を出してたくさん私(親がめ)と思い出がほしかったと。

約1年前に実の母を、自分の選択とはいえ見切りをつけた中学1年生。

実の母には見切りをつけたけれど、そんな母も次女ちゃんへの絡みが多く、寂しい想いを感じていたとのことです。

大人びて見えるけれど、やはり中身はまだまだ母に甘えたい中学1年の女の子。

次女ちゃんはとにかく突っ込んでいって、やらかしてしまってから様子を見るタイプだけれど、長女ちゃんは慎重に、慎重に、相手を静かに見極めて、自分のコンディションも整った時に一歩踏み出そうと思っていたのだと思います。

それが、一歩踏み出す前に終わってしまった。

正直、その話の際、彼の考えを聞いて、瞬間的に彼を子がめの父親にすることはできない、と思いました。

しかし、これもいつも通りミスコミュニケーションも大きいのではとも思っていました。

そして、長女ちゃんからのメッセージをもらって、「あぁ、やはり大人として子供を巻き込んだこと、これは重大なことをしたな。」と再認識しました。

純粋に、こんなにも自分を求めてくれる長女ちゃんともう少し頑張りたかったと思いました。

母をなくした長女ちゃんに悪いなという気持ちもあったと思います。

多分簡単は話ではなくて、色々な気持ちが混ざっていました。

とにかくそんな話を3時間程度、お互いに泣きながらしました。

そして結局、長女ちゃんとの話しの中で、私が彼に家族としてもう一度頑張ってみようと話してみることになりました。

彼に電話が戻りましたが、彼は話の内容を聞いていないし、長女ちゃんから話しも聞けていないので、彼の頭の中は、とにかく自分の大切な娘が私(親がめ)にこんなにも泣かされた、ということでした。

しかし、彼も長女ちゃんの私と話した後の様子をみて、気づいてはいたのだと思います。

最初こそ、長女をこんなに泣かせてしまって、これは間違っていた。

自分はもうこんな新しい家族なんてできない。

との話しでしたが、その長女ちゃんも復縁を望んでいる。

その時点で次女ちゃんの気持ちはわからなかったですが、こんなにも新しい家族に想いを馳せてくれている人が、私たちの他にもいる。

そしてそれは他でもない、彼の最愛の娘の願いなのだから、もう一度試しても良いんじゃないですか?と。

そして、翌日に彼がそれぞれの娘ちゃんたちと話し、その結果をもって決めようという話しにまとまりました。

彼からきた連絡は、「親がめの思った通りになっている。2人とももう一度頑張ってほしいって。もう一度頑張ろう。」

それで良かったねで終わりたい気持ちもありました。

しかし、やはり一度お別れを決めたわけで、しかもそれは彼と私の間では、お互いの子供を想っての行動。

私の方はまだ子がめが幼く、未だに答え合わせができないですが、彼の方は娘ちゃんたちと話して、彼の娘ちゃんたちを守りたい、大切にしたいという想いと、彼女たちの意思の違いを確認する必要がありました。

彼と話し合って、彼、長女ちゃん、次女ちゃん、私で一度顔を合わせて今後について話し合うことにしました。

彼と私から、もちろん楽しいことがたくさんになる未来を目指して頑張るのだけれど、そこに至るまでに、これからも想定される衝突や問題など、それを解消するために2人にも協力してもらう必要があること、それを伝えました。

それでも娘ちゃんたちを含んだみんな、新しい家族としての道を含めて選ぶか、と。

そして、娘ちゃんたちも承知した上で、それでも頑張っていこうと継続を決めました。

お別れをした今

感動的な継続を果たしましたが、それは結局まだ新しい家族を経験する前のお話し。

結局4ヵ月間、お互いに少しずつ歩み寄り、しかし衝突を繰り返し、新しい家族を築きました。

そして、それにも終わりがきました。

その時、長女ちゃんからの連絡はありませんでした。

それが、長女ちゃんの4ヵ月の答えなのだと思います。

お別れの最後に彼かれ聞いた話、長女ちゃんから、「パパは私たちの方と、親がめの方と両方でパパをやって、しんどそうだったよね。」と言われたそうです。

その時、変な話ですが、長女ちゃんにも大切なパパを気遣うという気持ちが芽生えたんだな、と少し良かったと思いました。

最後に長女ちゃんと顔を合わせた時、その時は私が出勤している間に彼が長女ちゃんと次女ちゃんを集めて、私(親がめ)と家族関係を解消すると伝えた後でした。

私はその場にいなかったので、当然彼がそう告げた時の娘ちゃんたちの様子はわかりません。

しかし、子がめと私が帰宅した時、その日はもう「おかえり」もなければ、目も合わせてももらえませんでした。

私が最後まで、子供たちの前では普通を装って、というのがこういう状況のセオリーなのかな、なんてぼんやりと考え、様子が明らかにいつもと違う長女ちゃんにも、「塾、行ってらっしゃい。」と声をかけると、困った作り笑顔で「行ってきます。」と言われました。

それが最後のやり取り。

彼としっかり話して、娘ちゃんたちにも話す時間がもらえると勝手に思っていました。

彼とのやり取りが終わっても、娘ちゃんたちとの今後のやり取りをどうするか、そんな話しも話題に出ると思っていました。

しかし、そんなことはなく、全て私の空回り。

ステップマザーはそんな資格なんてなくて、何よりそんな関係も築けていなくて。

色々な想いはあったけれど昨日まで娘と思っていた彼女たちともこんなにあっさり縁は途切れてしまうのだと。

最後の方はなんだかんだ家族はボロボロで、最悪別れがきた時に、娘ちゃん2人にはお別れの際にどちらについていくかなんて話しもしなきゃなのかな、とか真剣に考えていた私。

どれだけ空回っているのか。

どれだけ自信過剰なのか。

最後の方のどたばたでだいぶ私も壊れていたのだと思います。

当時、そんな自分をすごく惨めと感じましたが、今思うととても惨めで滑稽です。

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