彼の家族と新しく生活をはじめるにあたり、子がめには一番大きく環境の変化を受けてもらうことになりました。
おうちのお引越し。
じじばば、母(私)から、彼、娘ちゃんたち、母(私)へと家族メンバーの変更。
そして、今までプレから約2年通った幼稚園から保育園への転園でした。
その転園準備での出来事です。
4歳の転園
結局、4歳になる年、つまり、幼稚園で言うと年中さんでの転園となりました。
幼稚園ではプレと年少さんは、私服にスモックを着ての登園で良く、年中さんから制服を購入します。
もしも申請した保育園が全て入れなかったとしたならば、通っていた幼稚園にそのまま通う予定でした。
そのため、その時期、元々の幼稚園では年中さんの準備で制服の採寸等、保育園への転園に向けては保活、と同時並行で進めていました。
元々の幼稚園でこだわって、スカートでの採寸を済ませていた子がめ。
それがすごく気に入っていたらしく、新しい保育園の入園説明や制服採寸をしに連れていく時はなかなか手こずりました。

幼稚園の制服は真っ黒で、保育園の制服は私立!といった感じの可愛いものだったので、私的には保育園の制服の方がかわいいと思ったのですが、色味の問題だったのかな・・・?なかなか子がめの気持ちをのせられませんでした。
お友達や先生と離れるのが辛いかな、と思っていましたが、これは最初こそ、少しそんなことも言っていましたが、子がめの中でそんなに大きな話ではなかったようでした。
園準備の買い出し
一緒に暮らす前から、園指定の小物を私の方で少しずつ揃えていっていました。
そして、そろそろ子がめも、これから新しい家族との生活がはじまること、通う園が変わることを理解し、承諾しはじめた頃。
園で毎日使うようなお昼寝シーツや歯ブラシ、また彼のおうちで使う踏み台などは子がめの好みのものを、と一緒に買いに行きました。
その時、長女ちゃんは部活と塾、次女ちゃんは習い事だったので、お買い物へは彼、子がめ、私の3人で行きました。
1件目のお店で、子がめ好みの必要なものを選んでもらい、これは順調に終わるな、なんて安心していた時です。
やはり子がめが脱線して、好みのキャラクターのついたお菓子のおもちゃを持ってきて「これも買って。」と。
私の普段のお買い物スタイルでは、「今日は買わないよ~。」で終わるのですが、彼が「いいよ。でも、これを買ったら他には買わないよ。」と。
結局子がめはルンルンでそのお菓子を彼に買ってもらいました。
そして、そのお店で見つけられなかった他のものも見ようと、場所を変えてモールへ。
すると、彼が「お土産を買って行く。」と。
一件目のお店も、モールも、おうちから車で10分~15分程度の近所で、娘ちゃんたちとも行く場所です。
どこか特別な場所に遊びに行ったとかならわかるけれど、普通のお買い物に来てお土産・・・?
私の中で少し疑問でしたが、ひとまずそのまま彼の行動を見守ることに。
モールの1階にある、スーパーではない専門店のお菓子屋さんをめぐった後に、「あまり良いのがないから、ここで良いかな。」と和菓子を選んだ彼。
良いものがないのならば、わざわざ買う必要はないのでは・・・?
またまた私には疑問。
しかし、最後まで彼を見守っていると、
「このいちご大福を2つ下さい。」
2つ?お土産ってつまり娘ちゃんたち2人だけ?
これからおうちに帰ってみんなで過ごすのに2人分だけ?大人は別に良いけれど、子がめの分は入れてくれないの?
さっき子がめのお菓子代を彼が出してくれたから、おうちで食べる分はそれぞれのお財布で、ということかな?
と考えていると、案の定、子がめが、「子がめもお団子食べたい。」と大福の隣にあったお団子を指さしました。
「子がめは大福じゃなくて良いの?」と確認し、「じゃあ子がめはお団子にしようか。」と、私と子がめも購入の列に並ぼうとすると、彼がそれを止めて、「すみません、お団子3本追加で。」と。
普段からお団子が好きな子がめにお団子を買うことはありましたが、正直モールの専門店で買ったことはありませんでした。
モールと言えど、1階に店を構えるお店は少しお値段がお高めなので、私は基本的に1階はスーパーしか行かないのです。
スーパーなら100円でお団子3本・・・。
しかし、その時購入を決めたお団子は1本100円以上。
それでも、娘ちゃんたちにと彼が選んだ大福は1個500円以上で、子供たちには平等にと思っていた私。
子がめも大福を選ぶのであれば、私も子がめに大福を買ってあげようと思っていました。
子がめのお友達同士でいて、相手の子が何かを欲しがって、相手のママがそれを買うか否か。
ママ同士であれば、「うちが買うと子がめちゃんも欲しくなっちゃうよね。」なんてやり取りはよくあるもので、お互い、それぞれ一緒にいる時は「一緒に買おうか。」となったり、どうしても違う時は「ごめんね。」と一声かけあったり。
娘ちゃんたちは家族になるのであってお友達ではないし、なおさら平等にと考えていた私。
しかし、子がめは大福よりもお団子に心を奪われたようで、だとすれば金額的に差はあるけれども、本人がそれで良いなら良いなと思っていました。
これで娘ちゃんたちと一緒に子がめも食べられる。
しかし、彼がお団子を3本追加してしまったのです。
つまり、娘ちゃんたちには大福もお団子もある。
すごくもやもやしましたが、子がめがそれを特に気にしていないようだったので、ひとまず家に帰りました。
考えの違い
私の実家では、どこかに行って何か食べ物のお土産を家族に買って買える時、購入者も含めて人数分購入します。
それは、帰ってみんなで一緒に食べるためです。
しかし、どこまでも自分のことは気にしない彼。
いつ、どこに行っても自分の分は購入せず、娘ちゃんたちにしか買いません。
お付き合いしたての頃に、娘ちゃんたちが私の存在を知ることとなったので、週末に彼と子がめと私で出かける時には、「パパをおかりしてありがとう」、の気持ちを込めて、みんなで食べてと簡単なお菓子の手土産を渡していました。
もちろん娘ちゃんたち2人が用事がある時を選んで、私たち3人で出かけるようにしていましたが、それでもきっと何かしら不便はあるだろう、とかそういった、ほんの気持ちのつもりでしたが、彼と娘でゃんたちがそれで少しでも楽しんでもらえればと、毎週少し奮発して選んでいました。
しかし、それも後から知った話、毎週娘ちゃんたちが味やらなんやらで取り合いをして、彼は一つも食べたことはなかったとのこと。
家族の中の風習ってこんな少しのことにも出るものなのですね。
違いは理解はできるけれど、その日の出来事だと、子がめが将来的にこの家族で過ごした時に、なんだか不利になるというか、享受できないものがたくさん出てくるんじゃ・・・と思った私は意を決して彼にその話題をふりました。
私:「なんで大福は娘ちゃんたちの分だけで、子がめの分はなかったの?。」
彼:「だって、一件目でお菓子のおもちゃ買ったよ。それで問題無いでしょ?」
私:「一件目で娘ちゃんたちにもハンドクリームとかリップとか櫛とか買ってたじゃない?」
子がめのものを選んでいる時、娘ちゃんたちがそれぞれ好きなキャラクターのハンドクリーム、リップ、櫛があって、彼はそれらを全て娘ちゃんたちに購入していたのです。
彼:「ハンドクリームもリップも櫛も必要なものだから、奢侈品じゃないよ。でも子がめが選んだものは奢侈品。だから娘たちには大福を買ったんだよ。」
なるほど。
全く納得できないけれど、彼の思考は理解しました。
私にとっても、ハンドクリームも、リップも、櫛も確かに必需品。でも、それらを既に彼女たちは持っていて、それらが無くなったり、使えなくなったわけではない。
そして何より、好きなキャラクターものは普通のものより値段が張るわけで、必需品を値段のはるキャラクターものでそろえる必要はない。
必需品をどしても好きなものにしたいのであれば、自分で買ってもらうか、プラス料金は自分で上乗せしてもらうか(娘ちゃんたちの年齢ではお小遣いももらっているはずなので)、というのが私の考えでした。
そういう思考からのお土産の購入だったのか、と思考と行動の流れは理解できましたが、と同時に、これは今すぐに解決できない問題だと感じました。
今から考えると、こういったそれぞれの時点で立ち止まって、「一緒に暮らす」ということを自体を考えなおした方が良かったのだと思います。
その時の私にはもはやその時には準備も進んでいたし、一緒に住むというゴールは変更しないもの。
ひとまず今すぐには解決できない問題があるけれど、時間をかけて一緒になってからなんとか・・・なんて考えていました。
しかし、それで経済的に厳しくなるのは私の方。
今回、それを差し置いても子供たちの平等をとってお団子を購入しようとしましたが、さらっと3人分のお団子を購入してしまった彼。
彼にとっては専門店のお団子の値段は大したことではないようでした。
差を感じて埋めようと、少し背伸びして私が頑張っても、彼はそれをいとも簡単に一瞬で覆す力がある。
そして、やっかいなのはその行動にそれぞれの考えがあって今のところそれは話し合いでは解決しなそうということ。
つまり、彼に子供たちを任せた場合、彼の考えに従って今日の二の舞になる。
子がめが子供たちの中で、私の考えで言う不平等に扱われることがあるのだと感じました。
この家族でいる時は、子がめがしっかりと意見を説明できるようになるまで私がついていなければならない。
今思うとそれで家族になれるはずがなかったというか、うまくいかない要素はそろっていたように思います。
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