オーストラリアでの未成年のSNS利用を禁止する法律を受けて、まず思い起こしたことは次女ちゃんの話。
そして、その次女ちゃんとの経験を受けて、私は子がめに対してどういう対応をしていこうか・・・と考えています。
園児の園バス取り残し事件対策でのGPS
子がめを幼稚園バスに乗せることに決めた際、私の頭の中には、幼稚園バスに園児が取り残された事件が浮かんでしまい、できる対策はしようと決めました。
その時、子がめは3歳になる年。
まだ、文字を読むことはできないし・・・スマホはまだ早いかな・・・。
色々調べた結果、株式会社MIXIの『みてねみまもりGPS』を持たせることにしました。
みてねみまもりGPS
『みてねみまもりGPS』のスペックは以下です。
- 本体:5,280円(税込み)
- 月額使用料:528円(税込み)
- GPS搭載
- バッテリーのもち:2ヵ月
- 写真アプリ『みてね』と同じ運営会社(株式会社MIXI)
もちろん子供の見守り用GPSは他にもたくさんの会社が出してたのですが・・・
選んだ時のポイントと実際使用してみての感想
やはり一番気にしたのは月額費用。
500円程度であれば、月々の出費として新たに予算をとらなくても問題ない範囲かと思いました。
バッテリーのもちに関しては、正直あまり気にしていなかったのですが、レビューをみて、「充電回数は少ない方が良いのかな?」と。
でも使用してみて、そこまで私の中ではやっぱり大きくなかったかなと思っています。
私の場合は、逆に充電がルーティーン化していないことで、たまにの充電でそのまま次の日幼稚園バッグにつけるのを忘れてしまったことが何度かあり・・・
充電のもちが良いのは、人によっては良し悪しかもしれません。
そしてGPSの精度については、こういった見守りGPSを使用するのは初めてだったので、GPSの精度基準自体がイマイチわからず、とりあえず試してみよう!のマインドでトライしました。
元々は園バスでの取り残し対策だったので、本音を言えば、園の駐車場(バスの中)にいるのか、園の中に無事に入れたのか、それがわかるレベルの精度が希望だったのですが、結果として、そこまでの精度はありませんでした。
購入後のお試し段階でそれが発覚したので、せっかく購入したのだからもはやひとまず使ってみよう、と突き進みました。
子がめには「『子がめが一人で、ママ助けてー!』って思うことがあったらボタンを押してね。」と伝えました。
ここでの狙いは2つ。
『子がめが一人の時』と限定することで、「誰かがいる時には、自分の状況をまわりにいる先生などの大人に困ったことを伝えるんだよ。」と伝え、極力GPSは最終手段ということを子がめにも理解してもらいました。
もう1つは『ママ助けて』と思った時に緊急ボタンを押すということ。
色々なものに興味が湧いてくる年齢。
ちょっとママとお話がしたくて。
ただボタンを押したくて。
ということでボタンを押されると、私も仕事にならなくなる・・・。(ボタンを押されると、連携設定をした携帯に通知がくるようになっています。)
「トーク機能が付いたもので、その後の確認やり取りを。」とも考えたのですが、年齢も考えると正確なやり取りはできなくて結局同じなのかなぁと・・・
そこで、『助けてと思った時にボタンを押す』というワンステップ動作に限定しました。
そして、私はそれまでその観点はなかったのですが、GPSを比較していた際に、これまたレビューにて、『改訂版が出ているもの、つまり使用者の声でより良く製品が改変されているものが良い』との意見がありました。
確かに、どんなに私がその製品が良いと思ったところで他の使用者さんにうけていなければ、いつサービスが打ち切りになるかわかりません。
確かに色々なメーカーがGPSを出していたのですが、競合に敗れて発売はしたものの・・・というものも多くあるようでした。

その時、実は最後の最後まで悩んだ腕時計型のものもあったのですが・・・機能が多すぎるのと、初期費用が高すぎること、そして子がめが腕時計をすんなりつけるかどうかわからず、辞めました。
その時は、「少し年齢が大きくなったらこれも試してみようかな?」なんて思っていましたが・・・
その年のお誕生日プレゼントに子がめの生物学上の父が勝手に子供携帯をプレゼントしたもので・・・
今は接続無しでのカメラとしての使用になっていますが、子供って操作を覚えるのが本当に早いですね・・・
もう、「しのごの考えずに 携帯で良いのかなぁ~。」と今ではぼんやり考えています。
その点、こちらの『みてね みまもりGPS』は元々写真共有アプリ『みてね』と同じ会社が作っている。
そして私はその写真共有アプリを子がめが生まれた時から使用しているので、ひとまず会社として安心できる。
そして、肝心のGPSもバージョンが既にいくつか改められている等、この先もサービスの継続に期待ができました。
追加で吟味したのは、みてねのGPSで、より良いバージョンの方を選ぶか否かということ。
その時既にトーク機能が付いたものも発売されていたのですが・・・「多分年齢的に機能は極力少なくしておいた方が良いかな?」と、お値段との兼ね合いもあってGPSと緊急ボタン機能だけある方に決めました。
導入後の感想としては、GPSはやはり建物詳細まではわからず、園に到着したのはわかりましたが、たとえ園バスに取り残されていたとしても、同じ園の敷地内と表示されるので、教室なのか、バスの中なのかはわからないのかなぁ・・・と。
なので、GPSで大まかな場所の確認、そして何かの緊急時には子がめの対応に任せる、という感じでした。

最終的に子がめの能力任せなことに多少の心配はありましたが・・・日々のコミュニケーションで、もはややり取りもできるし、お約束もできる。
子がめを信じてみることにしました。
子がめにGPSを持たせる前には、「いたずらされちゃうかな~。」と思っていたのですが・・・
結局、いたずらでボタンが押されたのは1年で2度ほど。
しかも、それはばーばと一緒にいる時に、「ママに連絡しちゃおうか?」と宣言してからのものだったそうで。
ボタンが押されてすぐにばーばから連絡がきて、「ボタン押したよ~。いたずらだよ~。ニコニコだよ~。」と子がめの写真が送られてきました。
それでも、登園中にもボタンが押された時があったのですが、その後画面をみていても不審な動きは無いし、園から連絡もない。
帰宅時間が迫っていたため、念のためとばーばに「ボタンが押された」と連絡し、園から帰宅したらすぐに子がめの状況を知らせてとお願いしましたが、結果はお友達が押したとのことでした。
失くさないように園のリュックに付けていたことで、子がめは『助けてのボタン』としっかりお約束を守ってくれていましたが、お友達が気になって押してしまうということがあるのは盲点でした。
そしてその後、他の記事に書いたように幼稚園から保育園へ転園した子がめ。
保育園ではそういったGPSの類の装着が厳しく規制されており・・・試しに付けていったところ、やはり「園のほうでしっかり園児たちの安全は確保しているので控えて下さい。」とのことでした。
そして、保育園後もしばらくプライベートで使用していたのですが・・・基本的にプライベートで離れることがない子がめと私。
結局、「月額使用料がもったいないなぁ。」ということで、みてねのGPSに不満があったわけではないのですが生活スタイルの変更とともに解約しました。

使用している1年の間に、一度GPSが止まってしまったことがあったのですが、お問い合わせに連絡すると、現在使用しているGPSを宅急便で送る形で状態確認をしてくれるとのことでした。
結局修理で治らずに新しいGPSが1週間程度で自宅に届きましたが・・・この時、修理に送っている間はGPSがついたままなので、子がめのアイコンが一人でに行ったこともない土地を移動していくのをみているのがなんとなくおもしろかったです。

『みてね みまもりGPS』のリンクを張っておくので、ご興味ある方はご確認下さい。
子供携帯Hamic
先ほど記載したように、子がめが4歳の年、子がめの生物学上の父親から勝手に子供用携帯が贈られました。
事前の連絡、相談も無しに。
面会時、既に勝手に子がめに手渡されたプレゼントの中身。
これがHamicでした。
子がめが既に目をキラキラさせて眺めている・・・
やられた・・・
Hamic本体だけをくれれば良かったのですが、既に名義も生物学上の父で契約もされていて、簡単な初期設定も済んでいました。
つまり、Hamicのスペックから、アプリなどのダウンロード権限も生物学上の父、そして一番大きいのは、生物学上の父とも連絡が取れてしまうということ。
Hamicのスペックは以下でした。
- 月額使用料:1,000円(税込)/1GBまで
- 専用アプリを入れた者同士でのメッセージと音声通話(親の画面から他の人とのやり取りは確認することができます)
- 防犯ブザー機能
- 位置情報通知サービス
本体代金は3万円程度でGPSと比較するとお値段が気になるものの・・・スペックとしては安心。
結局、面会時に揉めるのも嫌なので、生物学上の父に言われるままにに専用アプリを私の携帯でダウンロードしてみると、しっかりとその人から子がめに送ったメッセージ内容を確認することができました。
幸い、面会を終えて家に帰ると、他のおもちゃに気を取られてHamicのことは忘れてくれたよう・・・
しかし、その後も事あるごとに生物学上の父が「Hamicどうした?」と子がめに直接聞くので・・・面会の後は毎回子がめが「子がめの携帯どこ?」と聞いてくる、ということが続いていました。
スマホを持たせることが悪いわけではないし、Hamicが悪いわけではないのです。
ただただ、月1の面会以外で生物学上の父と子がめがわざわざ連絡を取る機会を与えたくない私。
結局、のらりくらり生物学上の父のHamicの話をかわしている間にその人が諦め、Hamicを解約したとのことでした。
しかし、子がめが過去1年で2回もカメラのおもちゃを欲しがったこともあり・・・基本的にはカメラとして、ということで1年後、ついにHamicを子がめに持たせることにしました。
専用アプリには相変わらず父親がいるのですが、「会ってる時だけ連絡してね。」と子がめに言っており、それが守られています。
それでも、お友達や園の先生に「子がめ、携帯持ってるんだよ。」と自慢していたり。
やっぱり私やじじばばが持っているものと同じものを持っている、というのは嬉しいようです。
最近ではもはやひらがなが読めるので、たまに「メッセージを送りたい。」と言ってきますが、Hamicアプリは私と父親しか入れていないので、結局私のスマホから送りたい人にメッセージを送っています。
Hamicであれば連絡と取る人は限られるし、そこまでネットリテラシーは考える必要がないのかな。
youtubeも入ってはいますが・・・コメント機能にはまだ興味を示していない子がめ。
子がめにはネットリテラシーの前に生物学上の父親の説明をどうすかなのかなぁ・・・考えることはたくさんありそうです。

子がめは諸事情によりこんな使い方ですが・・・ものとしてはやはり良いとは思いますので、気になる方は下記からご確認下さい。







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