次女ちゃんに手料理を試された継母(私)のお話

お付き合い期
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彼とはまだお付き合い期で、週末を彼のおうちで過ごすようになったはじめの頃。

金曜日の夜からお泊りに行っていたのですが、翌日の土曜日に、彼がお仕事に行かなければならない日がありました。

わたし
わたし

業界が違いすぎて全くわからないのですが、たまぁ~にそんなこともあるようです。

人のおうちにお邪魔しているのに、主がいない・・・。

滅多に経験しないシチュエーションに、私は確実に緊張していました。

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3人で映画を観に行こう

その日というか、基本的に土日は朝から部活な長女ちゃん。

お昼には帰宅しますが、その後は夕方に塾があることが多く、空いている昼間の時間は、シャワーやお昼寝、宿題に充てられ、隙間隙間でお話したり、遊んだりはできるのですが、まとまっての時間を休日に過ごすことはできません。

彼はいないし、残りは自然と次女ちゃんと子がめと私。

3人で何をしよう。

1人で2人をちゃんとみることができるだろうか。

私はとにかく当日を迎えるまでそわそわしていました。

しかし、彼が「ちょうど今次女が好きな映画が公開されているから、子がめも興味があれば一緒に行ってくれば良いよ。それで、そのままランチを外で食べて、午後の早い時間には俺も帰るから。」と。

確かに、映画はある程度の時間を拘束してくれるし、2人があっちこっち行く心配もない。

年齢が異なる2人を同時にみるにはちょうど良いと思いました。

そして、ある程度2人が満足したところでランチを食べて帰宅し、彼と合流。

完璧。

当日

当日の朝、彼が出社のためにあわただしく準備をしていました。

前もって彼が考えてくれていたプランに一安心した私でしたが、その頃にはやっぱり、急に子供たちに映画に行かないと言われたらどうしよう・・・お昼は手作りが良いと言われたらどうしよう・・・

例によってまた不安になっていました。

わたし
わたし

映画に行くことは事前に次女ちゃんに提案し、行くと言ってもらえていたので、あとは当日の朝に、子がめの気持ちをそこに持っていけばOKという感じにはしていました・・・

そんな私の不安な気持ちを察知した彼。

うちの子は手料理食べたいとか無茶言わないよ。空気はよむから大丈夫。映画とランチ楽しんでてね。」

と言われ、彼が言うんだしな、と自分を納得させ、2人が起きてくるのを待ちました。

おでかけだ!・・・・・あれ!?

そして2人が起き始め・・・

基本的に子がめは休日の起床は早いのですが、それをわかって更に早く起きる私。

外に出るならばと、自分の身支度と荷物の整理をして、まずは起きてきた子がめと遊んでいました。

そして次女ちゃん起床。

基本的に次女ちゃんは平日も休日も起きてくるのが一番遅いです。

わたし
わたし

少し経ってわかってきたことですが、夜、何をするわけでもないけれど起きていたり、時に気持ちが沈んで考え事をしていたり・・・そんなことを夜中、時に明け方までしているので、当然朝は起きれない・・・。

思春期だな~なんて思っていましたが、これももっと介入すべきだったのだと今では思います。

起きてきた次女ちゃんに、「パパはもう行ったよ。今日は約束どおり映画を観に行こう!」と声をかけました。

とたんに笑顔になり、「準備をする!」と。

しかし、朝ごはんを食べているあたりから、気持ちがどこかに行ってしまっているような・・・

どこか一点を見つめてぼーっと。

そして、食べ終わってもなかなか動こうとしない。

その時既に、子がめの準備も完了していて、正直、後は次女ちゃんの準備が整えば出発できるのですが、そんな感じでもないようで。

しかし、出発前がいつもどんな風景なのか、パパが急かすのか、次女ちゃんが自分で頑張るのか、これまたその時になって、そんなことも把握していない自分に自己嫌悪。

ひとまず、彼と違うことをすることは避けようと、子がめと遊びつつ見守っていました。

しかし、気づくと次女ちゃんもおうちで遊びはじめ・・・。

これは映画じゃないのかな。

私:「映画、行かなくて良いの?」

次女ちゃん:「んー。なんか今日はいっかな。」

まじか。

完璧なプランは崩れ、しかし子供2人はそれぞれ何やらおうち遊びに楽しさを見出している。

まぁそんな休日の過ごし方もありか、とそのまま見守ることにしました。

運命のランチタイム

刻々と時間は過ぎていき・・・

時刻はお昼に近づいてきました。

2人が遊び始めた頃は、そのうち2人も飽きて、やっぱり映画に行こうとなるか、なんて考えも母としては捨ててはおらず。

しかし、そんな気配がないままにお昼が近づいている・・・

「そろそろお昼の時間だし、みんなで外で食べようか?」

声をかけるも、2人とも特に惹かれないご様子。

困った・・・しっかり外出とは行かないまでも、最寄り駅の方まで歩いて軽くランチ・・・なんて思っていたのですが・・・これはまさかまさかのおうちランチかな。

私の手料理!!??

1回目の事実婚では毎食私が作っていたので、できないことはないと思います。

しかし、ここは他人(彼)のおうち。

彼のお手伝い程度でキッチンに入ったことはありますが、正直どこに何があるかわからないし、食材も何があって何を使って良いのかわからない・・・

わたし
わたし

余談ですが、私は1週間分の食材を買って、記憶します。

そしてそれを1週間で綺麗に使いきりたいタイプなので、途中で誰かに何かをふと使われてしまうと、とたんにその後の献立がー!と正直ちょっとむっとしてしまうのです。

しかし、彼のことなので、きっと聞いたところで「何でも好きに使って良い。」とは言われるだろうということはわかっていました。

そしてもう一つの問題は、私の料理歴に2年ほどのブランクがあるということ。

何事も、しばらくやっていないと腕が落ちるもので・・・

一品作るだけならまだしも、特に料理はマルチタスクなので、しばらくやっていないと全体の手際が悪くなります。

それをこの緊張の現場でできるのか・・・不安しかない。

どうか、手料理は選ばれないで・・・。

なんて願っていると、

次女ちゃん:「お昼ご飯、親がめの手料理でも良いな。何作れる?」

きたーーーーーーーーーー!

しかも、またもとっても試されている感。

ここでしくじると何だかまずい気がするな・・・。

なんて思いながら、食材やら備蓄、調味料やらのチェックをしました。

ひき肉・・・玉ねぎ・・・人参・・・マカロニ・・・牛乳、バター、小麦粉・・・。

次女ちゃんの元に戻り、「ミートグラタンとかどうかな?」と。

しかし、「ん~。」とあまりヒットしていない様子。

私:「じゃあ・・・ひき肉があるからハンバーグとか?でもそうするとグラタンに野菜しか入らなくなっちゃうんだよな・・・」

ハンバーグと聞いて目を輝かせる次女ちゃん。

後で知りましたが、ハンバーグは次女ちゃんの大好物でした。

そこで1品は完全にハンバーグに決定したのですが、どうしても食材からグラタンにしたい私。

グラタンは自分が好きなこともあり、これは安定した味が出せる自信がある!

久々でこの緊張の局面を何とか自分の得意分野に持ち込みたくて頭をひねりましたが、グラタンに入りそうな肉かシーフードがない・・・

それを次女ちゃんに告げると、肉もシーフードもないグラタンは違うと。

結局、お昼の時間も迫っているし、2人と買出しに行ったり、2人を置いて買出し・・・といった選択肢もなかなか無謀だと判断し、グラタンの上にハンバーグをのせるランチプレートで次女ちゃんに許可をもらいました。

次女ちゃんに子がめと遊んでもらっている間に私はランチづくり。

彼のおうちの間取り的に、キッチンはリビングに直結しているのですが、横向きになってドアで仕切られる形です。

まだ2人だけでしっかりと遊ばせたこともないので、ドア全開で適度に2人の雰囲気をチラ見しつつ、自分は指を切らないように集中。

わたし
わたし

子がめが赤ちゃんの時に、急いで料理をして、指の肉片をぺろんぺろんさせてしまったことがあるのです。

子がめの日々のお世話も、お風呂も全ての動作が大変だし、病院に抜糸に行く時間もなく・・・自分で家のハサミで抜糸しました。

こんな怖いことはもうしたくない・・・

料理にとりかかってすぐ・・・あれがない、これはどこ?とやはり、人の家のキッチンで器具がどこにあるか一通りあわあわしました。

そして、よりによってハンバーグとグラタン・・・割と手間だ・・・

簡単に作ろうと思えばできなくはないですが、なんだか試されている気もするし、ここは手をぬいてはいけない気がする・・・

何でこのメニューにしちゃったかなぁ~なんて今更後悔しながら、ひたすら頑張りました。

結局何とか完成し、3人でランチにしました。

足りないのはまずいよなぁと多めに作ったのですが、次女ちゃんは「おいしい~。」とぺろりとたいらげてくれて、一安心。

ちなみに、子がめはその頃何もついていないマカロニは食べるけれど、ソース類がかかっていると嫌がるので、まさかのただのゆでマカロニにハンバーグ。

久しぶりに母が腕をふるった料理がゆでマカロニって・・・と子がめの中の母の味のが心配になりました(笑

やっぱり試されていた!

結局ランチを食べた後もそのままずっとおうちで遊び、長女ちゃんも帰宅し、彼も帰宅しました。

部活から帰宅した長女ちゃんも、これまたぺろりと私がつくったランチを完食してくれて・・・良かった。

そして彼用に少し取り分けておいたものを、彼にも食べてもらいました。

一緒にいる時はこれまでいつも彼がつくってくれていたので、実はこの時が彼にとってはじめての私の手料理。

すごく喜んでくれて、私も嬉しくなりました。

わたし
わたし

でも本当はつくりはじめた時、彼の分はまったく頭になくて・・・途中でしまった!と・・・グラタンはよそう時に調整できますが、ハンバーグはそうもいかず、結局私の分を彼の分としてつくろったのは内緒です(笑

私のランチはメインの具のないグラタンで、子がめのランチはゆでマカロニ(笑

そして彼がおいしい、おいしいと言っていると・・・

次女ちゃんが私のところにきて、

「ご飯つくってくれてありがとう!ハンバーグしか言ってないのにチーズインにしてくれたし、ソースも好みの味だし、食べれるもので良かった!

と。

食べれるものて。

言い方(笑

小学生だな~と笑いつつ聞き流しました。

実際、こういった言葉のチョイスとかってどのタイミングで、どの程度親は指摘するんだろう・・・

社会に出て、他人と関わった時に「あなたがつくったものが、私が食べれるもので良かった。」って、それは怒る人もいるよな・・・

なんて考えていると、

「実は親がめの料理ってどうかなと思って食べてみたかったから試したんだよね。」

と。

・・・。

やっぱりまた試されてたーーー!

そして、こんな発言も社会に出たらアウトだよなぁ・・・。

仲良しと思って言ってくれているのか、年齢なのか、少し変わっているのか・・・ひとまず今は私のことを嫌っているわけではないとプラスに捉え、引き続き様子をみていかないといけないな、と感じました。

そして、彼にはやっぱりまた彼の想定と違ったじゃないかー!と。

本当にこれには最後まで苦しめられ続けました。

色々な思いはあったけれど、一応次女ちゃんの試験もパスできたようだし、みんなのおなかも満たすことができたし、良かったなと思う出来事でした。

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