一緒に住むようになって彼が変わりました。
今まで時間を区切って会っていたところから、ずっと一緒にいるようになったのですから、それも当然感じる変化とは思っていたのですが、それにしても大きな変化。
つまり、私にとって変わってほしくない部分が変わってしまったのでした。
それでも変わらずに愛情表現もしてくれる彼との関わりに悩んだお話です。
一人で答えを出すタイプ
今までの環境がそうだったこともあってか、彼は何事も一人で考え、一人で答えを出すタイプ。
なので、何かをする時に「協力」ということがほとんどないのです。
たくさんの力が必要な場面では?というところでも、基本的に一人で全てをカバーします。
家族として過ごした時も、私のことも子供たち同様に扱う時もありました。
それはきっと、元奥様との間の十数年の結婚生活で培われたものなのかな。
更に、彼のお話を聞くと、それまでの恋愛もそういった感じだったのかなと感じました。
そして家庭をもち、当然、家族の方針、子育ての方針、彼は全てを自分で考え、まわしてきました。
対する私は、基本的に何でも協力して、共に経験し、話し合い、共に乗り越えていきたいタイプ。
はじめの事実婚では、子がめの父親が協力できる人ではなかったため、私も一人で考え、一人で子育てをしてきました。
しかし、今は違う。
彼と出会って、お互いに協力して家庭を築ける人だと思っていました。
確かに、家庭は築いている・・・しかし、それは彼が一人で考え、一人で行動した結果で、私はなんだか付属品のような、そして彼の悩みを増やしているだけのような、そんな気持ちでいました。
態度に出る彼
そんな状況が嫌で、何度も彼と話し合いました。
彼も、何でも一人でやってしまうという自覚はあったので、話しは聞いてくれました。
しかし、「なんかな~。一人でやっちゃうんだよな。お願いするのが悪い気がして。」と。
次第に、「新しい家族」から、2つの家族が一緒に共同生活をしている、の方がしっくりくるような状況へと変わっていきました。
そして、一緒に暮らしていて、お互いに子供もいるとかなりのストレスがかかるもので。
更に、彼は仕事を家庭に持ち込まないタイプでしたが、彼のお仕事は明らかに大変なお仕事ではある。
大きなプロジェクトを抱え、フレックスの在宅というその勤務体系が家庭に影響を与える日もありました。
ただ、一人で考えて淡々とこなせるのであればまだ良いです。
しかし、彼を見ていると、やはりひとりでこなすのは大変そうで。
そんな辛さが、表情や態度に出ているな、と感じることが増えました。
もしかすると、それが最大限の彼の歩み寄りというか、私に心を開いているサインだったのかもしれないです。
基本的に弱みをみせない彼。
どんなに疲れていても、体調が悪くても、子供たちの前でそれを見せることはありません。
しかし、私には明らかに疲れている、調子が良くない、様子がおかしい、というのがわかる。
それの原因が何かわからない私は、彼がいつもと様子が違う原因は私と子がめ!?
そんな不安に、襲われるようになりました。
彼の惹かれたところ
お付き合いをはじめた頃の彼の印象は、私の話を聞いてくれ、私のことをとてもわかってくれる人。
私は割と恋愛に関してネガティブ思考なので、彼とのやり取りにおいても、このメッセージはどういう意味なんだろう、ネガティブな真意があるのかな・・・。
なんて悩んでしまい、やり取りをしていた同じテンポで返事ができなり、悩む事がありました。
そんな時は、どうやって私の気持ちを察したのか、「さっきのメッセージはね、これこれこんな気持ちから言ったんだよ。」と、追加する形で連絡をくれました。
それが本当に嬉しくて。
私のことをこんなに理解して、受け止めてくれる人なんていないと思いました。
そう考えると、お付き合いまでの道のりは、彼がわたしを理解して、受け止めてくれて。
対する私は、彼のことを理解していなかったし、受け止めてもいなかったのかもしれません。
彼の様子がいつもと違う、それなのに彼が考えていることがわからない。
原因が外にあるのだとしたら一緒に解決したいけれど、原因が私サイドだとしたら、距離を置かれているということで・・・
多分話は単純なものではなくて、色々な要素が混ざってはいたのだと思います。
しかし、何かがあると彼は自然と一人で行動するようになる。
そして、私が立ち止まってしまっても、私に歩みを揃えてくれることがなくなりました。
とても壁を感じました。
もらい事故
そしてそんな時、彼がもらい事故をしたことがありました。
彼の帰りを待って夕食の準備をしていると彼から連絡。
その事故の前後も、彼の様子はいつもと違って、連絡は必要最低限しかできていませんでした。
「事故った。その処理をしてこなきゃだから、みんなはご飯を食べていて。」
その連絡では、彼が事故を起こしたのか、巻き込まれたのか、そもそも彼は大丈夫なのか、何もわかりませんでした。
しかし、家には次女ちゃんと子がめ。
ひとまず2人を不安にはさせられないと、平静を装って夕食準備を済ませ、淡々と2人を寝かせる準備をしました。
彼が一度帰宅し、一見彼は怪我もなさそうだし、問題はなさそう。
しかし、「警察の処理が残っているからまたすぐに外にでる。そして長女を迎えにいく。」と。
長女ちゃんの習い事終わり、基本的に彼が車で迎えに行きます。
こんな時くらい一人で帰ってきてもらえば良いのでは?家に次女ちゃんと子がめを残すのは正直よろしくないが、私が電車で迎えに行けば彼の負担は減るんじゃ?
と思いましたが、彼は全て一人でやる、と。
結局、後からわかった話、その時は私と子がめに、またその時の思うことがあり、意図的に距離をとっていたようです。
嫉妬なのかな
確かに彼に心を開いてほしい。
弱いところも辛いところも見せてほしかったです。
しかしそれは、それを見せたその先に私を頼ってほしいという想い。
もしかして、あのまま一緒に家族をできていたならば、そこに到達する日があったのかもしれません。
しかし、私に、普通じゃない様子は見せる。
疲れているのか、腹をたてているのか、距離もとる。
しかし、その間も、娘ちゃんたちに対してはいつものパパ。

ここで娘ちゃんたち、と子がめを入れなかったのは、そんな時、彼が子がめに対して積極的にかかわっていく姿が見られなかったから。
子がめに対してだけ態度が違ったというわけではないですが、家族になってから、子がめは彼との思い出はあまりなかったと思います。
私にはいつもと違って冷たいのに、娘ちゃんたちには変わらず優しい彼。
私のことをいつも子供扱いするくせに、こんな時はしっかり別扱いでした。
娘ちゃんたちがいなくなると、柔らかな表情から一気に表情が戻るのは、2人を前に頑張って繕っているのか、それとも残った私と2人きりなことにストレスなのか。
様子がいつもと違うというところは見せるのに、私を頼るわけではない彼。
しかしかわらず娘ちゃんたちには優しい彼に、私はこの家に居場所はないのかな、と感じていました。
しかし、そんな時期をすぎると変わらぬ愛情表現。
その波に翻弄され続けました。
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