マッチングアプリ
彼との出逢いはマッチングアプリでした。
時代的に驚くことでもないですが、平成生まれの私にとっては、まさか自分がマッチングアプリでお相手を探すなんて!と自分で自分に、良く踏み切ったなぁと思います。
当時は、一度目の事実婚が相手方の不貞で終わり、子がめの生物学上の父と、その不貞相手との裁判関係を終えた頃。
本当にお疲れ様、と自分を労いつつ、やはり子がめの将来を思うと父親はつくってあげたい。
当時子がめは3歳になった頃、まだ子がめの周りはほわほわとした世界で、そのほわほわな定義がしっかりと固まる前に父親を与えたかったのです。
要は、物心がつく前に父親という存在にいてほしかった。
ただし、私は毎日都内まで働きに出て、時短勤務で早めに帰って子がめと遊んで、寝かしつけまでの育児をして、それを繰り返すというスタイル。
新しい出会いがあるわけはない。
当たり前に子がめが優先で、子がめが全てでした。
そこで、当時婚活に励んでいた友人の話を思い出し、その友人にマッチングアプリを紹介してもらいました。
何ともない、は凄い人
マッチングアプリでは本当に様々な方をお話をすることができました。
ただ、当時の私の子がめ最優先の考えと、仕事を組み合わせると、私の条件は「平日の昼間に都内で会える人」(仕事のお昼休みや外出の際にさくっと会える方という意味で)。
マッチングアプリは結局1年くらい細く長くやっていたのですが、最後の方はその条件のせいか、場所がらか、経営者さんばかりマッチしていました。
みなさん凄い生活をしてらっしゃるし、それ相応の考えももってらっしゃる。
そして割とお金に余裕のある経営者さんの、パートナーへの考え方って似てるんだなと思いました。
そのマッチングアプリに限ったことで、そういった方々は日々お仕事でも何らかでも出逢いはあるだろうし、敢えて高級志向でないマッチングアプリでお相手を探している方、という意味ですが。
パートナーが、出会った時から特出してモデルや女優さんの様に美しい必要はない。私が課金すれば良いだけの話、だそうです。
すごい世界だ。
その様な方々とお話をしていると、「確実にマッチングアプリをしていなければ出会うことのない、いわゆる住む世界の違う方々」とお話ができるという点で本当にマッチングアプリでの出会いは興味深かったです。
ただ、それが恋愛的に発展するかというとそうではない。
子がめのことを考えると経済的に余裕がある方が良いのは間違いないですが、それでもなんだかその先が何もイメージできない。
ただし、人と使う側の方々は常日頃からの行動、思考全てがそれ仕様というか、そんな考えをされてこそなんだろうなと、ただただ全てが発見でした。
たくさんの興味深い方には出会えるから勿論たのしいのだけれど、これを続けてる場合じゃないよなぁどうしようかな、なんて思っていた矢先、メッセージを送ってきてくれたのが彼でした。
久々の経営者ではない方!
そのせいなのか、メッセージのやり取りではすごく感覚が近いなと思っていました。
ただ、その特殊な状況のせいでそんなことを思いましたが、冷静に考えると彼と私の年収差は2倍くらいありました(^^;)
お付き合いをしてからは彼も十分感覚が違う。特に金銭感覚。
そして一緒に住むとそれは更に。
そんなことがわかるのは後の話で、その時は久々に感覚の会う方だ!とメッセージは続き、ビデオ電話もすませ(マッチングアプリにビビっていた私は、お会いする前には必ずビデオ電話をしていました。)いざお会いすることに。
不快な気持ちになることもなく、辛いな~と思うこともなく、初会を終え、お互い仕事に戻りました。
彼のはじめての感想は、何ともない人。
終わって、熱烈にまた会いたい、とかドキドキする、とかそんなことは全くないし、なんなら彼という人が記憶にもあまり残っていない。
話を振られて、基本的に私が答え続けたせいもあったのですが、本当に「無」でした。
ただし、その翌日に久しぶりに会う約束をしていた会社の先輩の一言、
「何もないって、凄いことよ。」
その先輩は長く結婚してらっしゃって…と思ったのですが、その日に知ったこと。
まさかのお別れをされて、先輩は2,3個のマッチングアプリを使いこなしてシングルを謳歌されていました。
その先輩に言われると、なんだか本当に凄いことな気がしてきました。
話を更に聞くと、やはり人間、初見の人には何かしら気になるところを感じてしまうもの。
でもそれが無かったということ。
そしてトキメキは恋であって、親がめは恋ではなく愛を探している。
愛は、何にもない穏やかなものだ、と。
そして本当にそこから私が急速に彼を意識していくことになりました。
そして先輩は、とりあえず今はせっかくシングルになって恋をしたいから、トキメキをひたすら追い求めている!!とのことでした(笑
ナンパではないんですけれど。
シングルマザーになった頃、駅で声をかけられたことがありました。
道でも駅でもなぜか日頃から案内役にと声を掛けられることが多い私。
若い子から、ご老人、外国人まで本当に良く道や電車をきかれます。
この人も、なんだかお顔が異国風、大きなスーツケースを持っているし、電車を聞きたいのかな、と立ち止まり話を聞きました。
すると、
異国風な彼:「すみません。あの、ナンパではないんですけれど。」
流暢な日本語、と思いつつ、はい、なんでしょう、と私。
異国風な彼:「お綺麗ですね。」
(゜□゜
異国風な彼:「すみません。本当にナンパではないんです。でもお綺麗だなって声かけちゃいました。」
とりあえず、驚きながらもありがとうございますと伝えると、緊張しているのか間髪入れずにしゃべる彼。
尋ねたわけではないけれど、彼は大学生で、長期のお休みを利用してご実家に帰るところであること、ご自身はペルーと日本のハーフであること。(つまり今から彼はペルーに行く!!)
まずは若いな。とてもフレッシュ、と思う私。
そして、やっぱりペルー!!なるほどね、そして濃い目のお顔がタイプな私、こんなイケメンが声をかけてくるなんて、あどけない感じで年上女子をターゲットにする何かの詐欺か、と途端に警戒しはじめる。
道を聞かれることも多いのですが、宗教みたいなものに声をかけられることも少なくないです。
道案内は案内すれば終わるから良いのですが、宗教は入会?することもできないし、うまく振り切れなくて苦手です。
結局、時間にして5分くらいだったとは思うのですが、彼の想いを伝えてくれました。
しかし、冒頭でナンパではないと言われたし、連絡先を聞かれたわけでも、お付き合いを申し込まれたわけれもない。
これはどうやって着地すれば良いんだ?と思っていると、想いは全て吐き出せたのか、彼のお話が終わりました。
でも、そのまま私の目の前にいる。
どうしよう?
自己紹介されたし、私も私のことを伝えればわかってくれるかな、と考えて、子供がいる母なんです。でもありがとうございます、と伝えました。
自分でも後になって「あ。」と思いましたが、敢えてシングルマザーと伝えなかったのは、その時まだ誰かとお付き合い、とかそんなことを考えられず、本能的にブロックしていたのかなと。
今考えると、好みのイケメン。しかもそんなお相手から声をかけられることなんてないのに。
勿体なかった(笑
ハーフの彼は、母…。と呟いて視線を落とし、「わかりました、お時間とっちゃってすみませんでした。」と、ご実家に向かわれました。
後日ママ友や親しい友人にその話をすると、なんでー!!勿体ないよ!行っちゃいなよー!!と(笑
ただ、その日はなぜか朝起きた時から尋常ではないくらいに顔がむくんでいて、会社でも指摘されるほどに酷い顔でした。
一日水死体みたいな顔ですごしていた私。
水死体の顔を美しいといってくれたイケメンくん、B専だったのかもしれません。
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