終わりの始まり【⑦次女を施設に入れたい】

新しい家族期
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学校での賭け事事件、自殺未遂がそれ以前の問題に加わって彼の気持ちが限界に近づいていました。

子がめと私が家族になる以前にも一度お世話になっていたようですが、児童相談所の相談員さんに再び次女ちゃんを引き合わせ、その結果、次女ちゃんが「パパとは暮らしたくない。パパに家を出ていって欲しい。」と言っているとのことでした。

児童相談所の相談の流れは、まず、相談員さんと次女ちゃんが話し、その後に相談員さんが、次女ちゃん立ち合いの元、その日の相談結果を保護者である彼に伝えるというもの。

つまり、相談員さん立ち合いの元、次女ちゃんに直接そう言われた彼。

実の子供から家を出て行ってほしいと言われるなんてどんな気持ちなのでしょう。

私も将来、子がめからそんなことを言われる日がくるのでしょうか。

相談員さんからは、なるべく次女ちゃんを叱ることはしないで、優しく優しく対応して様子を見て下さい、とのことでしたが、彼も私も多分それは違う気がしていました。

彼は、「実家の両親に次女をお願いしようかな。」と。

丁度夏休みが近づいており、それが夏休み一時、とはじめこそ言っていたものの、日が経つにつれて、「多分これから次女は両親に育ててもらうことになるのかな。」と。

肝心の次女ちゃんは、「そのことを理解していて、自らおじいちゃんおばあちゃんの家に行きたい。」とのことでした。

正直、お姉ちゃんが大好きな次女ちゃん、お姉ちゃんと離れる決断をするほどにパパが嫌なのか、それともまた何かを勘違いしているのか・・・

そして日どりをいつにしようと悩んでいましたが、そのあたりは調度、新しい家族になって初めて、家族でディズニーランドに旅行に行こうと計画していた辺りでした。

それに向けて彼も私も仕事の調整もして。

子がめの園の調整もして。

レストランも確保して、長女ちゃんとは何を食べて、何にのアトラクションに乗って・・・そんな話しで盛り上がっていました。

しかし、こんなことになって行けないかな・・・と私が思っていると彼からまさかの一言。

「みんなで行こうと思う。」

!?

この状況で!?

彼としては、私が新しい家族での旅行をとても楽しみにしていたのがわかっていたので、それを叶えてあげたかったそうです。

しかし、私の考えは、この状況でディズニーに行けば、きっと次女ちゃんは、それこそ自分が良くないことをしているなんて思わない。

いつものように、自分が何をしようと許されて、何事もなかったかのように日常が過ぎていく。

それはさすがに違うでしょう、と。

一度はみんなで行けない、となると思っていた旅行でしたが、そこに次女ちゃんのおじいちゃん、おばあちゃんち行きの話しがでたので、だとすれば、次女ちゃんがそちらに行ってから残りのメンバーで行くという可能性もあるのかな、と。

すると、それは彼的には無いのだそう。

それをするのだとすれば、おじいちゃんおばあちゃんにもそれ相応のお金を渡し、次女ちゃんを楽しませてもらう、と。

残りのメンバーで行くという発想は、確かに罰則的な考えで、小学生に、まして家族に対して思ってはいけなかったのかもしれません。

しかし、うちには次女ちゃんの他にも長女ちゃんと子がめがいるわけで。

他がみんな大人であれば、今回は諦めようで良いですが、他にも子供がいる場合、一人の子供のせいで毎回家族行事を無しにして良いのでしょうか。

兄弟ってそういうものなのでしょうか。

おそらく、私が彼の家族とは新しい家族とならずに、子がめに兄弟ができて、子がめが何か問題を抱えてしまったら。

子がめと私は家族行事には参加しない、けれども他のメンバーは予定通り楽しませると思います。

それか、もし兄弟が私を欲するのであれば、子がめには悪いけれど子がめ抜きで予定どおり、そしてその後子がめのケア。

やはり、原因がその子にあれば、その子が一番損と思ってもしょうがない対応をするのではないかと思いました。

しかし、それ相応のお金で次女ちゃんも楽しませると言った彼。

彼が「平等」にこだわるなとは思っていましたが、彼の平等と私の平等は大きく隔たりがありましました。

自分がこれだけのことをやらかしておいて、「平等に扱ってもらえる」そんなことを次女ちゃんに学ばせてどうするのだろう。

だから彼女は今こう成長したのではないか。

元々素質はあったにせよ、この次女ちゃんを作り上げたのは彼か。

色々悩みました。

そんな中、おじいちゃんおばあちゃんのおうちに行くというお話し、まさかの受入れ側から拒否がきました。

理由は、「次女ちゃんが自分のしたことを理解していない。旅行気分で来られても困る。」

というものでした。

まともなおじい様とおばあ様。

結局、それも一方的に拒否するわけではないと、次女ちゃん、おじいちゃん、おばあちゃんでテレビ電話が行われることになりました。

結果、やはりおじいちゃんおばあちゃんの家へは旅行で行けると思っていた次女ちゃん。

家に帰りたいと言えば、すぐに誰かが送り届けてくれると思っていたとのことでした。

まったくもってことの重大さが理解できていないことが露呈し、おじいちゃんおばあちゃんち行きの話しはなかったことになりました。

因みに、夏休みは唯一の親友であるお友達と毎週遊ぶ約束をしていた次女ちゃん、それも、「おじいちゃん、おばあちゃんの家に行ったら遊べなくなるんだよ?事情を話せばわかってくれるかもしれないけれど、夏休みをずっと遊ばないで過ごして、2学期からまた仲良くしてねってこちらが思っても、親友ちゃんは他の子と仲良くなっている可能性だってないわけじゃないよ?」と説明すると、「そんなことは思ってもみなかった。」と。

児童相談所や彼、私に常々自尊心が低いと説明している次女ちゃんですが、それもパフォーマンスなのかな。

逆にこれだけ自分のことしか考えられないのもすごい。

思考回路はどうなっているのだろうと感じてしまいました。

なんとなく、心のどこかでこんなオチを想像していた私。

しかし、ここで耐えられなくなっていたのは彼。

なんと、児童養護施設や非行少年の更生施設を調べ始めていました。

そもそも、自分の子供をそういった施設に入れたいだなんて、正直私は考えられない・・・。

それだけ彼が追い詰められているのだと感じ、彼に寄り添うようにしました。

気づけば今まで良かれと思って、彼のためにと次女ちゃんに見かけ上寄り添っていた私。

彼が壊れてしまいそうでした。

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