はじめましてからきっちり一週間、次は映画へ
子がめと彼がはじめて会ってから一週間、今度はその後に予定があったこともあり、少し短めの時間とわかっていたので前回よりも近場で映画を観ることにしました。
王道のアンパンマン。
特段事前調査をしていった記憶はなく、ふらっと観ることになりましたが、今回のアンパンマンは普段とテイストが違ってバイキンマンが主役?バイキンマンの言動に思わず涙しました。母が。
子がめもしっかりとアンパンマンを鑑賞し、その後すやすやとお昼寝。
彼と家族だったらこんな感じなのかな?という時間を満喫しました。
「家族」の一日体験
少し過去の話になりますが…
1度目の事実婚生活ではいわゆる「家族」を感じることが多分ほとんどありませんでした。
「いわゆる」というのはあくまで私の主観ということで、つまりは私の想像していた理想とは違った、ということ。
もしかしたらそんな生活も、誰かのちゃんとした「家族」の在り方なのかもしれないですが、私はそうと思えませんでした。
それでも不貞がなかったらその生活を続けていたのかもしれないな、と今でも思います。
自分の理想ではなかったとしても、子供には父親がいた方が良い、両親のそろった「ふつう」が良い、それはシングルマザーである以上、いつまでも考えてしまうことなのかなと常に葛藤しています。
それはそうと今回の映画。
前回の「はじめまして」がつつがなく進み、その後の子がめの反応も悪いことはなかったので特段の緊張もなく今回を迎えました。
今回も彼の提案で子がめが好きなアンパンマンの映画を観よう、と。
私と子がめでも何度か映画を観に行ったことがあり、奮発して、映画を観る時はポップコーンを買っていたので、子がめは「映画=ポップコーン!」と思っていたのですが、意外と到着時間がギリギリになってしまい、ポップコーンは購入せずに流れるようにそのまま席へ。
ですが、子がめが「ポップコーン…」と呟いたのを彼は聞き逃さず、「終わったら買おうな。」と声をかけてくれていました。
少しウィンドウショッピングでもしようかと思った頃、子がめが眠ってしまい、しまった…ベビーカーを持ってこなかった…と焦る私。
(基本的に電車ユーザーで子がめと2人で割と遠出もする私にはベビーカーは必須で、はずかしながらベビーカーの年齢制限というものは頭の片隅にも残っておらず、つい最近の4歳でもずっと使っい続けていました…)
彼はスマートにインフォメーションセンターへ行ってレンタルベビーカーの手続きを済ませてくれました。
レンタルベビーカーを知っている、知っていない、は単純な経験の差だとは思うのですが、彼のその行動にただただ感謝と幸せを感じました。
子がめが眠っている間に、モールのフロアを周り尽くすくらいウィンドウショッピングをしながら彼ととりとめのない話をして過ごしました。
その早い段階で彼がベビーカーを押してくれて。
これまたやはり1度目の事実婚生活では子がめも私、荷物も私、ベビーカーも私、な生活をしていたこともあり、
ベビーカーを押してもらう日がくるなんて!!
と、すごく「わぁー!!これよく街で?ドラマとかで?見かける風景!パパがベビーカーを押して、ママがそのパパの腕に抱きついて!今それを私がやってる!」みたいな不思議な興奮で幸せを感じたのを覚えています。
この日もランチを共にし、時間がきたので彼に駅のホームまで送ってもらいました。
ですがそれも時間がギリギリになっていまい、間に合うかな、どうかな、と焦っていた私でしたが、
彼がすっと子がめを抱っこして、私を気遣いながら走ってくれました。
数分前に焦っていた私の脳みそはもちろん、私が子がめを抱っこしてダッシュしてもそんなにスピードでないしな…私の体力もなかなかショボショボだしな、でしたが、
そうか。「家族」ってやつはもう一人大人がいて役割を分担できるんだ!
そして男手ってすばらしい。
男女平等の社会にはなってきているけれど、対格差だったり力の差だったり。
私だったらギリギリの抱っこで子がめの頭をぐわんぐわんさせながらの抱っこ走りも、彼にかかれば子がめが鳥になったかのごとく頭の位置はぶれず、安定した走りですぃーっと。
「家族」の在り方はいろいろな現代ですが、家族に男手があるとなんか安心感があるな、と強く感じた出来事でした。
価値観はそれぞれ…
映画館でのポップコーンはどうなったかというと、子がめはしっかり、ちゃっかり、GETしました。
映画が終わって映画館を出るとき、彼がしっかり覚えていてくれて、子がめを連れてポップコーン売り場へ。
正直、私の中では映画館のポップコーンは映画中に食べることを前提にあの値段を払えるもので、終わってからのポップコーンはいるのか!?スーパーのポップコーンじゃダメ?!しかもランチ前だぞ!?と思ったりもしたのですが、ここは約束をしっかり覚えていてくれた彼に素直に感謝。
彼もシングルファザーだし、これまでのやり取りでお互いの価値観的なものは割と近い気がするし、親的価値観は同じかな~なんて勝手に思っていましたが、それは人が違えば価値観も違いますよね。
今思えば当然の話です。
よくママ友から「うちの旦那は子供のご飯前にお菓子とか買ってあげちゃってさ~。」と聞いて、ママ同士だと「あぁ~」と苦笑いのやつですが、ここは性差がでる部分なのでしょうか…
私は私が小柄なこともあり、子がめには大きくなってほしい、とご飯はしっかり!派というのもあってどうすればご飯をより食べてくれるか、なんて常に考えていたりましますが、普段お仕事で子供との時間の共有が少ないパパは、その少ない時間でできるだけ子供を幸せにしてあげたい!が勝つんだとか…?
彼との間で新たな気づきもありましたが、また一日幸せを積み重ねることができました。
この日にポップコーンを間に彼が子がめに笑いかけ、子がめもニコニコとしている瞬間を収めた写真は、今でも鮮明に記憶に残っている一枚の一つで、目をつむってもその瞬間の絵が描けるんじゃないかと思ったりします。
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