新しい家族での新しい生活
世間の新生活と同じく、私たち2つの家族も、新しい家族で新しい生活をはじめることとなりました。
新生活のはじめのビッグイベントは、子がめの転園で慣らし保育から。
そのために職場の上司に掛け合い、ほぼ、在宅勤務+時差出勤+時間休でなんとかその時期を乗り切れるように調整しました。
どうしても出勤の日は彼に仕事を調整してもらい、スーパーでレトルトのパスタソースも買い込み(在宅中の私のお昼ご飯)、準備は整った!
一度産休、育休から復職した職員がまさかの慣らし保育。
職場の上司の理解に感謝です。
はじめての土地ではじめての電動自転車。
とてもアワアワ、冷や汗をかきながら子がめを園に送り届けたら、一安心。
それでも、今後のためを考えて抑えに抑えた時間休とのスケジュールの関係で、ダッシュで帰宅し、自宅でPCのスイッチを入れ、勤務開始。
その日の仕事を終えたら、これまた新しい環境で頑張っている子がめのお迎えをし、新しいおうちでの生活の波にのまれていく。
そんなこんなで新生活がはじまっていきました。
新生活、はじめての気づき
子がめと私が実家で、彼の家族が賃貸だったこともあり、また、彼の子供は学校に通っていたのでここはすんっ、と子がめと私が彼の家で一緒に住むという形をとりました。
彼からは、彼の家族の基本的な日常は彼がご飯を作って、家事をして…
私は特段、家事の心配などはせずに家族に合流してくれれば良い、と言われていました。
また、彼の2人の子供たちも自分のことは自分でできるので、新生活の開始にあたって特段注意事項は無い、と。
そこで私はとにかくはじめは子がめの慣らし保育と慣れない自分の在宅勤務に集中し、その間で余裕ができたら家のことを…なんて考えていました。
実際にはじまった在宅勤務。
新しいおうちで、彼の部屋をあけてもらい、そこを子がめと私の部屋にしてもらいました。
引っ越し祝いに、と彼に買ってもらったドレッサーを仕事机に、いざ勤務開始。
彼は出勤。
彼の2人の子供たちは…
春休みだ!(;・∀・)
小学生、中学生と関わることのない生活を過ごしていた私、完全にぬけていました。
学生も一日からフルで学校に行く(おうちには私一人)と思っていた!
しかし自分の学生生活を振り返ればわかること…
人間、思い込みって怖いですね。
結局、はうっ!!と一瞬焦りましたが、仕事スペース(部屋)は区切られているし問題ないな、と、
「今からおうちにはいるんだけどお仕事だから、〇時から〇時まではお部屋にこもるね。何か今やらなきゃいけない緊急なことがあったら声をかけてね。」
と勤務開始前に2人の娘ちゃんに声をかけて戸を閉めました。
コンコンコン。
何か緊急事態だ!!
私:「どうした!?」
長女:「電子レンジの使い方わからなくて。」
その瞬間、「電子レンジを緊急で使わなければならないシチュエーション」を自分の知識をフル稼働して脳みそ検索した私。
…。
ご飯を…温めて食べたいのかな(゜ω゜
緊急。
確かにな。
今、おなかがすいているわけで。
今、食べなきゃいけないわけで。
確かに。
今対応の緊急事態だ。
電子レンジの使い方を伝え、再び部屋にこもる私。
コンコンコン。
…緊急事態だ!
私:「どうした!?」
次女:「ヘアアイロンどうやって冷ましたら良い?」
確かにな。
冷ますということはヘアアイロンを使い終わってアイロンは今、熱ということ。
200度近いアイロンを手にもっていて、それは今、熱い。
そして、今、冷まさなければならない。
今対応の緊急事態だ。
ヘアアイロンの冷まし場所、注意事項を伝え、部屋に戻りました。
彼の仕事はフレックスの在宅勤務。
それでも基本的にはおうちを出てお仕事をするので、おうちにずっといる、ということはありませんが、「勤務時間固定で通勤が基本」の会社にしか務めたことのない私には想像もつかない働き方でした。
朝、私が勤務開始する時にはまだ彼はおうちにいる。(基本的に彼は朝はゆったりめスタートで、私が朝早めでした。)
春休みで子供たちとの時間を増やすためか、普通の時間も割と居る。
壁一枚を隔てた部屋と部屋。
私以外のみんなの話す声が聞こえる。
私も過去、突発的に実家で在宅勤務をしたことがありますが、じじばばは大人。
子がめは言って理解する歳ではない。
対して、彼は大人。小学生と中学生は理解ができる歳。
勝手に、静かで集中できる勤務環境を想定していましたが、
だから彼は在宅勤務だけれど家を出て仕事をするのか。
むっとしたとか、イラっとしたわけではないのです。
ただただ、なるほどな、と。
それだけ彼が2人の子供たちを一番として、全力で不自由なく育ててきたということ。
おうちでの過ごし方や、家族メンバーへの気の遣い方など、各家庭で違いがあるんだな、と当たり前ながら認識しました。
新しいおうちの家事分担
彼からの提案の、家事は特段気にしなくて良い、というお話。
それにおんぶにだっこ、というつもりは勿論ありませんでしたが、新生活での慣らし保育。
彼の家族と比べると、場所も移動し、おうちも変わって生活環境を大きく変えたのは子がめと私の方なので、慣らし保育の2週間程度は少し甘えさせていただこう、という気持ちが私の中にあった気がします。
ただし、後から知った話。
ここも認識が違っていました。
彼の考えでは、普通は通勤勤務の私が在宅勤務をしている、おうちに大人がいるからその間の食事は私が作ることでも負荷は無いと思っていたとのことでした。
お互いにシングルファザー、シングルマザー。
基本的に一通りのことは全部一人でこなせます。
ただし、私は実家に戻って、平日の昼間は仕事をこなし、それ以外の時間は子がめにご飯をあげたり、お風呂に入れたり、寝かしつけをしたり、一緒に遊んだり。
基本的な家事や子育てをじじばばに甘え、世の中のパパさん、ママさんの役割を半分半分でこなす、というような生活を1年以上続けていました。
つまり、ご飯を作るのも1年以上ぶり。
でも私もその状況を彼に伝えていなかった。
元々得意だったわけでもなく、料理ブランクもあり、今まで1人だった子供が3人に増え、料理の間も子供たち3人はかまってほしくて私のまわりを入れ代わり立ち代わり。
有難い限りです。
ただし、問題はその時の私は余裕がなかった。
1度目の事実婚で、子がめのお昼寝の隙をついて急いで料理をしていた時に、指を切ってペロペロした指の肉を圧迫しながら病院に行った記憶も新しく…
ただし子供たちの気持ちもほうっておくことはできない。
とても冷や冷やしながらご飯を提供していました。
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